岡山放送局

2008年10月18日 19時8分更新

備前焼まつり

岡山県を代表する伝統工芸品、備前焼の窯元が一堂に集まって作品を展示即売する「備前焼まつり」が18日から備前市で始まりました。
備前焼はうわぐすりを使わず高温で焼き上げることから「土と炎の芸術」と呼ばれ、土のあたたかみを感じられる素朴な風合いが特徴です。
多数の備前焼の窯元がある備前市中心部のJR伊部駅周辺では、およそ200の作家や窯元が店舗や特設のテントを設けたりして、作品を並べています。
皿や湯のみなどの1000円程度の食器から数10万円の人間国宝の作品まで、合わせておよそ40万点の備前焼がふだんの価格よりも安く販売されています。
また、来年の干支の「牛」の置物を置いている店も多くあって人気を集めています。
18日の備前市は秋晴れのすがすがしい青空が広がり、朝から大勢の人たちが訪れ、1つづつ作品を手にとっては色合いや手触りを確かめながら買い求めていました。備前焼まつりは19日も開かれます。