岡山放送局

2008年10月18日 19時8分更新

倉敷びょうぶ祭り


民家や商店の玄関にびょうぶを飾って訪れた人たちをもてなす「倉敷屏風祭」が倉敷市の美観地区で行われ、大勢の観光客でにぎわいました。

倉敷屏風祭は、江戸時代に倉敷市の中心部にある家々が通りに面した格子戸を外し、びょうぶを飾って競いあったのがはじまりとされる祭りで、毎年この時期に行われています。
倉敷市の美観地区の通り沿いでは34軒の民家や商店がそれぞれの家に伝わる自慢のびょうぶを玄関や土間に飾っています。
このうち造り酒屋の森田酒造に代々伝わるびょうぶは、江戸時代に描いたと見られるもので、6曲のびょうぶに墨で大きく描かれた山水画とともに、商売繁盛を願って酒屋の主人に寄せたことばが記されています。
訪れた観光客らはびょうぶをひとつひとつ眺めては白壁の町並みを巡っていました。

倉敷屏風祭は19日午後5時まで倉敷市の美観地区で行われます。