美容整形の裁判傍聴記☆被告=目黒にあるR美容外科・東京院長Dr.H

2008年05月21日(水) テーマ:裁判傍聴記

◆第1回・口頭弁論
◇開廷/平成20年5月21日(10:00)
◇管轄/東京地方裁判所・民事**部
◇事件番号/平成20年(*)第**号
◇事件内容/損害賠償請求
◇被告/R美容外科東京院院長Dr.H
◇審理場所/709号法廷
◇出廷人員/原告側=代理人弁護士1人 被告側=被告本人、代理人弁護士2人

自己紹介にも書きましたが私の趣味は裁判の傍聴・・中でも医療過誤、特に「美容整形失敗に係る裁判」に興味があります。
開廷前のあのシ~ンとした静観な雰囲気、そして裁判官が入廷してしてきた時に法定内の全員が起立し一礼するあの一瞬がたまりません。。。
かなり変わっている趣味ですよね。でも、ぜんぜんお金がかからずいいですよ。
今日も傍聴してきました。

東京地方裁判所の1階ロビーにはその当日に開廷される裁判の一覧表が置かれています。
私はその中から美容整形の失敗に関係する裁判がないか探してみました。
そしたら目黒にあるR美容外科の東京院院長!あの自称カリスマDr.H先生が被告(患者に訴えられる側)になっている裁判があり、私はこのような裁判に巡り会えたことをラッキー♪なーんて思いました。不謹慎かも・・反省。
この目黒にあるR美容外科はセレブなイメージで売っていて、料金設定が高いことでも有名ですね。

10時の開廷までには少し時間があったので、審理される709号法廷に隣接している待合室で待つことにしました。
その待合室に入ると目の前に座っていた中年男性のファッションが何とも裁判所にそぐわないというか・・何というか。
白っぽいライトグレーのスーツピンクYシャツピンクネクタイ。極めつけは大きな水玉模様キュートな靴下。でも顔は口ひげを蓄えたイケ面ダンディー。
この中年男性は完全なる“ファッションオンチ”です。ファッションセンスは人それぞれで評価がちがうと思いますが、ファッションオンチは誰が見てもファッションオンチです音
裁判所が云々ではなく、上下揃いのスーツ姿に鮮やかな大きな水玉模様の靴下をはく人など、おそらく1万人のデータをとったとしても1人もいないのでは。。。
ちなみに、ファッションオンチの人イコール“社会オンチ”な人と言っても過言ではないと思います。

そんなこんなで世の中いろんな人がいるなぁ・・なんてその時は思っていたんです。
しかーっし!いざ裁判が始まってビックリ、そのキュートな靴下の持ち主はこの裁判での主人公(被告ご本人)であるR美容外科の院長Dr.H先生でいらしたのです。

美容整形外科医はある意味“お顔のデザイナー”でもあるはずです。技術力が大切なのはもちろんですが、それ以上に重要視されるのがこのデザインセンスです。
ファッションオンチな人にデザインセンスなどあるわけ無いです。。。恐ろしや
美容整形を受ける人にとってドクターは白馬ならぬ白衣の王子様。

手術を受ける前の患者様に私服のお姿を見られたら、キャンセルが殺到しちゃうのでは?ムンクの叫びなんて思ってしまう一時でした。

余談はこのくらいにして。。。

おそらくこの裁判の原告(クリニック側を訴える患者側)はアゴを削る手術において麻痺障害という生涯的(?)後遺症に遭ってしまったことを主張しているものと推察されます。

詳細は第2回目以降の口頭弁論で明らかにされていくことでしょう

H先生にとってはかなり大きなダメージぱんちの訴訟であり莫大な慰謝料その他金額を請求されているのではないかと推察されます。
なぜなら、第1回口頭弁論であるのに被告であるH先生ご自身が出廷していらしたからです。
一般的に第1回口頭弁論というものはいわば裁判官、原告代理人弁護士、被告代理人弁護士の顔合わせのようなものであり(不謹慎な表現でしたら謝ります)、被告本人が出廷することなどまず有り得ないからです。
もちろん弁護士もそのことはH先生に説明したはずです。でもH先生にとっては居ても立ってもいられないほど深刻な内容の訴えだったので敢えて出廷されたのではないかと推察されます。
H先生は代理人弁護士二人に挟まれ被告席に座っていたのですが、裁判長(裁判官は3人)も疑問に思ったのか、「ところで、そちらの方は被告本人ですか? 今日はなぜ出廷したのですか?・・・」と質問していました。
ちなみにその際にH先生は「何か主張することができるのかと思い出廷しました・・・」と答えました。そして裁判長から「おっしゃりたい事があればどうぞ・・・」と言われ、H先生は「私は本件手術については解りますが、神経に関しては解りません・・・」とこの一言だけを証言していました。これでは何のために出廷したのか全く意味がないというか・・今後に争っていく上で不利になるだけだと思うのですが!!!
代理人弁護士もこのような内容を証言されたのではやりにくいはずです。
一般的には例えば、「私は本件手術に関しては経験豊富ですし自信と誇りをもって施術にあたっています。原告が訴えてるような医療ミスは本件手術にはなかったと認識しています・・・」などと証言すると思うのですが。

<まだ続きがありますが今日はこれまでにして今後に追記していきます>

以上、あくまでも私の推測です。

第2回口頭弁論(期日未定)も傍聴してきて書きます。

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◆第1回・弁論準備手続

◇開廷/平成20年7月3日(14:00)
◇管轄/東京地方裁判所・民事**部
◇事件番号/平成20年(*)第**号
◇事件内容/損害賠償請求
◇被告/R美容外科東京院院長Dr.H
◇審理場所/裁判官室

<注釈>
口頭弁論・・・
法廷で行う公開審理/傍聴できます
弁論準備手続において原告(訴えを起こす被害者側)、被告(訴えられるクリニック、医師側)が予め裁判所へ提出した資料に基づき、原告本人、被告本人、証人の尋問を主に審理を進行していきます。
ドラマなどでよく見られるシーンはこの口頭弁論です。
弁論準備手続・・・
裁判官室で行う非公開審理/傍聴できません
読んで字のごとし、弁論準備手続とは口頭弁論をスムーズに進行するための準備手続の制度です。
裁判官、原告側弁護士、被告側弁護士で当該裁判の進め方を協議します。
(続きは後日に書きます。スミマセン)

弁論準備手続は関係者以外の傍聴が不可能なため以下、管理人の推測です・・・

今回の弁論準備手続では、第1回口頭弁論で裁判長から被告側に要請のあった「答弁書」の提出があったと思われます。
そして、裁判官は次回の弁論準備手続までに、今度は原告側にその答弁書に対するいわば「反論書」の提出を要請したものと推察されます。

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◆第2回・弁論準備手続
平成20年9月2日
裁判所も夏休みを取りますからかなり先になりますね。

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