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父親の車を無断で…ひき逃げ女子中学生逮捕

 大阪市淀川区十三(じゅうそう)東の路上で18日未明、軽ワゴン車が大阪府豊中市の飲食店従業員村中文夫さん(58)をはねて約180メートル引きずり、左耳切断などの重傷を負わせる事故が起きた。大阪府警淀川署は同日夜、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げなど)の疑いで豊中市の中学3年の女子生徒(14)を逮捕。「無免許で運転をしてケガをさせたので怖くなって逃げた」と供述している。

 調べでは、18日午前0時ごろ、女子生徒と友人の中学2年の男子生徒1人、中学3年の男子生徒2人が女子生徒の自宅付近に集まり、ドライブに行くことになった。

 自宅から父親の軽ワゴン車のキーを持ち出し、女子生徒が無免許運転。淀川区新北野の国道交差点で、自転車で横断中の村中さんをはねて、車体底部に巻き込んだまま約180メートル引きずり、車を放置して逃げた疑い。

 男子生徒3人は女子生徒とは別の豊中市内の中学生で、4人は遊び仲間という。好奇心から行き先を決めずにドライブしていたとみられる。

 淀川署によると、同日午前2時55分ごろ、交差点近くで、自転車が倒れ、路上に血痕があるのを、近くを通り掛かったタクシーの運転手が見つけ「事故ではないか」と交番に届けた。ブレーキ痕はなかった。

 駆けつけた同署員が、十三東の路上で、放置された軽ワゴン車の下で倒れている村中さんを発見。村中さんは左耳切断などの重傷。路上に村中さんが引きずられたとみられる跡が約180メートルにわたって残されており、同署はひき逃げ事件として捜査していた。

 軽ワゴン車が放置されていた場所から男女4人が走り去る姿が目撃されていた。軽ワゴン車の名義上の所有者は「車は知人に譲り渡した」と話しており、知人を特定したところ、その娘である女子生徒が浮上。同署が任意同行して事情を聴いたところ、ひき逃げしたことを認めたという。

 村中さんをはねた現場は、阪急十三駅の南約100メートル。軽ワゴン車はそこから高架をくぐり左折、商店街のアーケードを約30メートル走った地点に放置されていた。

[ 2008年10月19日 ]

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