ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

肥留間正明の芸能斜め斬り 神の裁きか…、三浦和義元社長を考える

 あっけない幕切れだった。ロス到着からわずか17時間後、三浦元社長は自殺。発生から27年、主役の死で「ロス疑惑」の真相は闇に葬られることになった。波乱万丈の人生だった。1981年11月の当時の妻・一美さん(当時28)の頭部銃撃事件では、自らも左足を撃たれた。

 アメリカの治安の悪さを嘆きながらアメリカを糾弾、涙ながらに妻を語るその姿は“悲劇の夫”としてマスコミの注目を集めた。だが、話がおかしかった。犯人に襲われた場所が全く不自然な上に、自分はかすり傷程度で松葉杖、そして妻だけが殺される。1億円以上の保険金が一美さんに掛けられていたことも後々発覚、一美さんの家族には知らされていなかった。
 週刊文春で「疑惑の銃弾」と報じられたのが84年1月。テレビでもこの事件は報道された。まさにワイドショー全盛時代の始まりだった。私自身、当時テレビ朝日「こんにちは2時」に何度か出演した。
 友人のワイドショーディレクター氏は、連日三浦ネタを追いかけて三浦氏を追い詰めた。マスコミが警察を動かすきっかけを作ったのは紛れもない事実。マスコミの告発がなければ、事件化することはなかったろう。
 捜査は日米合同になったが「日本側が絶対に殺人を立件する」という言い分をロス市警が受け入れた。1985年、ついに元社長は一美さんの殴打事件で逮捕される。88年には銃撃事件で再逮捕。裁判は85年から03年まで約18年にも及んだ。殴打事件では懲役6年の実刑が確定。そして一美さんを殺し、保険金をだまし取ったとして94年、東京地裁で無期懲役の有罪判決。だが、2審では銃撃実行者との共謀に関する証拠が足りないとして、98年、東京高裁で逆転無罪、03年に最高裁で無罪が確定した。
 ロス市警は、日本の裁判に失望した。この事件の悔しさを忘れられないロス市警の執念が、今回の逮捕に繋がったのは想像に難くない。では、ロスへの移送直後に自殺したのはなぜか。日本では、一美さん殴打事件で実刑が確定している。アメリカでは共謀罪がある。日本での裁判記録や捜査関係者の証言から「共謀」があったことは否定の仕様がない。共謀罪は終身刑もある。絶望的になった三浦氏が死を選んだのではないか。最近ある人物に聞いた話だが「疑惑の銃弾に付いて証言する」という人物がロスにいるという。
 私には、闇に葬られた一美さんの怨念が今回の事件を呼び起こし、アメリカ司法に変わって神が裁いたとしか思えない。

【他にはこんな記事も!!】
子作りのタイミングがつかめない水野真紀
押切もえインタビュー
シネマレビュー「ICHI」

内外タイムスとは
当たる!!と評判の競馬から、文化、レジャー、芸能報道。野球、格闘技などのスポーツに、政・財界の内幕情報が満載の夕刊情報娯楽紙!
コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

前後の記事

国内アクセスランキング

注目の情報
英語の勉強しなくてよかった〜!
英語が話せて毎日楽しい。英語の勉強やめて正解でした。アナタはまだ
ツライ英語の勉強つづけるの?私は聞き流すだけで英会話をマスターし
ちゃったよ。アナタもぜひ試してみて!


私の英会話マスター法はコチラ