大網白里町議会の地域医療対策特別委員会が17日開かれ、同町と東金市、九十九里町による地域医療センター構想の破綻(はたん)に伴う独自の地域医療案について、最終判断を今月末に先送りした。
この日は意見をとりまとめる予定だったが、素案が長文で、各議員が持ち帰って精査することにした。月内に報告書をまとめ、12月議会で報告する予定。
一方、同町議会の2度にわたる否決で振り出しに戻った医療センター構想は、東金市と九十九里町が16日、県に2市町による病院運営のシミュレーションを要請した。県と千葉大医学部が支援の意向を示しており、2市町での構想実現に向けた動きが始まっている。【吉村建二】
毎日新聞 2008年10月18日 地方版