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政治
「おおるり」緊急運航1000件に 県の消防防災ヘリコプター(10月18日 05:00)県の消防防災ヘリコプター「おおるり」の緊急運航件数が十七日の出動で通算千件に達した。一九九七年四月の初出動から十一年半、患者の緊急搬送や山岳遭難者の救助、他県の災害への応援など、さまざまな場面で活躍してきた。二〇〇一年度以降は毎年百件を超える出動となっており、県は「今後さらに救急活動や災害救助などで出動が増えるのでは」と受け止めている。 県県民生活部によると、「おおるり」は同日午前、宇都宮市の済生会宇都宮病院に入院中の女性の再手術のため、東京都内の慶応大病院へ転院搬送。この宇都宮消防本部の要請に基づく救急活動が、九七年四月十四日の初出動から数えて千件目の出動となった。 緊急運航は初年度の九七年度には年間十七件だったが、年々増加し、二〇〇一年度以降は百件を超える件数で推移している。過去最多は〇五年度の百二十五件。 通算千件の出動の内訳は、病院搬送などの救急活動が最も多く四百十三件。次いで山岳遭難などでの救助活動の三百三十七件、林野火災対応の百二十四件、広域応援の百一件、災害対策の二十五件という。 担当の消防防災航空隊は「今後の出動増に備え、ヘリの特性を十分生かせるよう訓練を重ねていきたい」としている。
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