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書ちゃ食ちゃ寝:県内の医療問題 /青森

 大間-函館間のフェリーの運航がとりあえず、来年12月まで継続されることが決まった。函館市内の病院に通院する大間町民もひとまずほっとしていることだろう。しかし、その後の運航継続は不透明なだけに、完全に安心はできないのも事実だ。

 大間町内にも総合病院があるが、眼科はない。むつ市内にはあるが、バスで約1時間半かかる。フェリーは片道約1時間40分と、ややよけいにかかるものの運賃はバスに比べ、現行で500円安い。まして青森市内に通えば、1日仕事だ。

 県内では医師不足問題が叫ばれて久しい。眼科のみならず、産科医の減少や閉鎖により、地元で子供も産めない状況になっている。今回のフェリー問題で改めて県内の医療問題を考えさせられた。(松)

毎日新聞 2008年10月18日 地方版

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