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「コメロンパン」早くも人気商品に初日から1000個販売/熊本・鹿本農高発“究極加工品”【九州・沖縄】
掲載日:08-08-14
熊本県の鹿本農高は13日から、熊本市の鶴屋百貨店で、最新作「コメロンパン」の販売を始めた。1日だけで約1000個が売れた。10月には東京の百貨店で扱うなど全国販売も実現し、20万個の販売を目指す。
農高生による米粉加工品はさまざまあるが、全国販売までこぎつけるのは珍しい。初日は、1個180円(約100グラム)の「コメロンパン」が、飛ぶように売れた。
生徒を指導した大倉龍喜教諭は「農高生が自分たちの知恵と力で商品化した」と確かな手応えを話す。販売元・阿蘇デリシャスの野田謙二常務は「初日からまさかこんなに売れるとは思わなかった。将来的には農高生の商品を扱った店舗展開も考えたい」とうれしい悲鳴を上げていた。
今回の3日間の限定販売を皮切りに、9月中旬には九州に約240店舗を持つコンビニエンスストア・エブリワンでも販売をスタート。10月中旬から東京の東急百貨店でも毎週土・日曜日に販売するなど、全国デビューも果たす。
鹿本農高は米粉パンの開発に力を入れ、地域を代表する特産メロンを使った究極パンに到達した。成果は、今月下旬に鹿児島で行う農高生の活動大会でも発表する。