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ASEM:北京で韓日首脳会談へ

 今月24‐25日に中国・北京で開かれるアジア欧州会議(ASEM)の首脳会議で韓国と日本が首脳会談を行うことが、17日明らかになった。今年7月に日本の学習指導要領解説書に独島(日本名:竹島)領有権の主張がなされたことで「シャトル外交」が中断して以来、両国の首脳が会談するのはこれが初めてだ。

 韓国政府の関係者は「最近、麻生太郎首相側から、北京で李明博(イ・ミョンバク)大統領に会いたいという意向を伝えてきた。韓国側も、これを受け入れるとする事実上の立場を定めた」と語った。今回の首脳会談は両首脳の初対面であるだけに、歴史問題などのデリケートな問題よりは、金融危機対策、北朝鮮の核問題に関する協調などに焦点を合わせるとみられる。

 韓日首脳会談は現在のところ、今年7月9日の主要8カ国(G8)洞爺湖サミットで李大統領と福田康夫首相(当時)が歓談したのが最後となっている。その後「独島問題」が持ち上がり、両首脳は8月の北京オリンピック開会式の際に同席したものの、特に会談を持つことはなかった。

 韓国政府の関係者は「独島問題のために韓日関係全体がだめになるのは良くないという判断の下、日本の首相が代わったことを契機として、再び両国の関係を正常化することにした。ただし独島問題は、これとは別に強力に対処し続けていくという立場だ」と語った。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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