4月20日放送
▽春の嵐到来?どうなる政局森喜朗&渡部恒三
▽1千万人移民が日本を救うか?
▽来日直前日本商社マン語る韓国大統領素顔
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田原コーナー@
自民・民主の重鎮が展望 「春の政局」
党首の後見役 大いに語る
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福田政権の支持率が下げ止まらない。各メディアの世論調査で、軒並み20%台に下落し、いわゆる「危険水域」に突入した。ただ、野党第一党である民主党の支持率も伸び悩んでいる。
福田総理は、先月27日、道路財源の問題について、緊急会見を開き「2009年度からの一般財源化」に踏み込んだ。
一方で、今月末には、ガソリン税などの暫定税率延長を盛り込んだ税制改正法案の衆議院における再議決が可能になる。道路整備について様々な意見が交錯する与党内をまとめあげ、ガソリン値下げを歓迎している国民の理解を得られるような結論を出すことができるのか。
一方、小沢・民主党は、日銀総裁人事をめぐり党内の不協和音が露呈。福田、小沢、両党首とも、党内に不安材料を抱えたまま、春の政局は大きな山場を迎えようとしている。
今日は、福田総理の指南役である森元総理大臣と、民主党・小沢代表の盟友である渡部最高顧問がスタジオ生共演。2人は、1969年の初当選以来38年におよぶ友人でもある。
ガソリン税をめぐる国会の攻防はじめ今後の政局や、気になる内閣改造のタイミング、そして解散・総選挙や政界再編の可能性についても、聞いていく。
≪出演≫
森 喜朗 (元内閣総理大臣)
渡部 恒三 (民主党最高顧問)
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田原コーナーA
大胆提言!移民受け入れが少子化日本を救う!
1000万人移民で「上げ潮」ニッポン
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日本は人口減少社会に突入した。
日本の人口は2004年の1億2800万人をピークに減少が始まり、
このままだと100年後には現在の3分の1にまで減ると予想されている。
この問題が深刻なのは、出生率の低下はすでに30年以上前から始まっており、
もし少子化対策が進んで今後出生率が劇的に回復したとしても、
しばらくは働き盛りの世代の人口が減り続けるということだ。
つまり、日本社会にとって、労働力人口の減少は、待ったなしの問題なのである。
では、どうするのか?
今回のサンプロでは、
人口が減り続ける今後の日本は、国をオープンにして、
外国から移民を多数受け入れて、多民族国家として経済成長を目指すべきだと大胆な提言をしている中川秀直氏と、
人口危機を乗り越えるためには今後50年間で1000万人の移民を
受け入れるべきだと主張する坂中英徳氏を招いて、日本の将来像を探る。
人口の1割を外国人が占める「多民族国家」ニッポンが果たして実現するのか?
大胆提言だ!
≪出演≫
中川 秀直(自民党元幹事長)
坂中 英徳(外国人政策研究所)
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特集
緊急分析!
“経済大統領”の素顔
− きょう来日!「対日重視」の真相−
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去年末の大統領選で圧勝し、左派政権から10年ぶりの政権交代をもたらした
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が来日する。盧武鉉前政権では歴史問題などで日韓関係が冷え込み、相互訪問も行われなくなったが、李明博大統領は当選翌日から知日派で知られる人物を外交通商相にするなど、対日重視の姿勢を明確に示した。
では、なぜ李明博大統領は対日重視を掲げるのか、日本では全くと言っていいほど報じられていない、“経済大統領”を緊急分析する。
李明博氏は1941年、大阪に生まれ、3歳まで日本で過ごした。韓国に帰国した李明博一家は極貧の暮らしに喘いだ。小学校に弁当も持っていけず、水を飲んで空腹に耐え、家計を助ける為に物売りをした。母は李明博氏に「決して人の施しは受けてはいけない」と厳しく教えた。
極貧に耐え、家計を支えながら、勉学に打ち込んだ甲斐あって、
1965年、当時中小企業だった現代建設に入社、そこで運命的な出会いをする、
当時、ワンマン社長のチョン・ジュヨン社長は能力があれば年齢に関係なく、出世させた。李明博氏は能力を認められ、入社9年、31歳で副社長、35歳で社長に就任した。李明博氏は現代入社以来5時間以上寝たことがないというほど、猛烈に働いた。
背景には「極貧」の生い立ちと猛烈に仕事をしたサラリーマン時代があったのだ。
番組では、幼少時代の李明博氏を知る人物、現代時代の上司、サラリーマン時代に共に仕事をした人物などの証言を交え、李明博大統領の素顔と戦略に迫る。
≪出演≫
高世 仁 (取材ディレクター)
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