2008年10月3日(金)
算数
小学、中学の算数は私には本当に簡単だった。
先ず出来ない問題は無かった。出来ない問題は無いけど、いつも計算は間違ってたな。
難しい文章問題でも、見ればすぐ答えが分かる。
答えから、途中の計算を作るんだ。
小学生のころは、答えさえ出せばいいんだけど、中学と言えばそうも行かなくなる。
思い知らされたのが、函館ラサール高校の受験の時だ。
とにかく、家で宿題をしたことはないし、まともに教師の話は聞いてないし、
それでも、点数はそこそこ取れるから、何とも思っていなかった。
受験用の勉強の仕方も知らなかったし、回答の仕方なんかさっぱりだ。
さて、いざ受験の日になって驚いた。
丁度父の転勤と重なって、どうせ下宿するなら、寮のある学校がいいだろうと言うことで、
函館ラサールに受かるつもりでいた。
ところがどっこい、数学は大体答えは出たものの、途中の式が上手いこと作れない。
問題には「途中の式も書きなさい」とある。
この時は、「答えが合えばいいだろう!」と強がっても、敢え無く撃沈。
その後、県立高校も受験したが、こちらも沈没。
地元の教師は、「おまえは転校生だから内申点0点だぞ」と言っていたけど、
その意味は、35年経った今でも分からないし、大体何点ぐらい上乗せで必要だったのかも分からない。 そんなガキだったんです。
私の子どもは「自分が存在するって、どうやって証明できるの?この世界は本物なの?」などと親に質問する、デカルトのような幼稚園児でした。
「さっきのお母さんと、今のお母さんは同じお母さんなの?」とか。そんなことばかり考えていたようです。
寄る辺のない不安のようなものが、心の底に沈んでいるんです。
児童精神科には4年前から通院しています。医者もずっと何だかわからなかったようです。
脳波、血液、脳のMRI全部やりました。一時は統合失調も疑われました。
今の主治医が、発達のアンバランスをはじめて疑って、最近やっと診断がつきました。
学校では「まじめで明るい子」と評価されています。そういう子を「演じよう」という発想はそもそもありません。子どもの志が高い結果だと理解しています。
おまえは転校生だから内申点0点だぞ
私は中高一貫だったので、内申書は大学受験のときしかありませんでしたが、おそらく転校生だったのである一定期間の学校生活のデータがないので、という意味だったのでしょうか?
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