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「それにつけても金のほしさよ」を下の句にすると、上にどんな言葉がきてもそれなりの形になるという 「株相場、上へ下への大騒ぎ、それにつけても金のほしさよ」「ロス疑惑、思いもよらぬ結末に、それにつけてもカネの欲しさよ」「ノーベル賞、中身まで理解できないが、それにつけても金のほしさよ」といった具合 今、もっとも「お金」がほしいのは麻生さんだろう。景気悪化で税収減は必至。財源がないのに補正予算に続いて追加経済対策だ。「生活を、守るためにも、選挙にも、それにつけても金のほしさよ」 手元不如意につき埋蔵金に目を向けた。その額3兆円。財政投融資特別会計の積立金余剰にそれだけあるのが根拠だという。それでも足りないので「回避したい」赤字国債も増発は避けられない状況になってきた 病を治す薬を買う財布のお金に「これは稼いだ分」「貯蓄の分」「借金した分」と色がついているわけではない。深刻な状況も深刻ぶってばかりでは手当てが遅れ、病は深まる。そこで下手な狂歌をひねってみた次第。日米欧「いずこも同じ秋の夕暮れ」である。
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