岡山放送局

2008年10月17日 20時58分更新

少年の精神鑑定取り寄せへ


ことし3月JR岡山駅で男性が線路に突き落とされて死亡した事件で、殺人などの罪で起訴された少年の裁判が始まるのを前に、検察側と弁護側が17日話し合い、大阪家庭裁判所が行った少年の精神鑑定や家庭の状況の調査記録を取り寄せることを決めました。

この事件で、逮捕された大阪・大東市に住む18歳の少年は、大阪家庭裁判所で行われた少年審判の結果、大人と同じ裁判を受けさせるのが適当だとの決定が出され、今月3日、殺人などの罪で岡山地方裁判所に起訴されました。

少年の裁判が始まるのを前に地裁では17日、少年の裁判を迅速に行うため、あらかじめ争点を明らかにするとともに裁判で調べる証拠を検討するための「公判前整理手続き」が開かれました。

手続きは少年も出席して行われ、検察側と弁護側は大阪家庭裁判所が行った少年の精神鑑定や家庭の状況の調査の記録を取り寄せることを決めました。