【2008年10月17日19時22分 更新】


1.中山前国交相「やっぱり不出馬」
 (10/17 19:24)

迷走した末の結論は、「やっぱり出馬しない」。揺れる発言に、批判が相次いでいます。16日、いったん、次期衆院選への立候補の見送りを、撤回する意向を示した中山前国土交通大臣は、一夜あけた18日、再び、出馬しない考えを、明らかにしました。(中山前国土交通大臣)「地元の後援会は、私に出てくれと強い希望を持っている。しかし、私としては、今度また出馬するという考えはありません」未練をにじませながら、不出馬を明言した中山・前国土交通大臣。中山氏は、10月4日、一連の問題発言を受けて、次期衆院選、宮崎1区に、立候補しないことを表明しましたが、16日、一転して、出馬する意向を、自民党県連の幹部などに伝えました。ところが、中山氏は、17日、党本部で開くとしていた記者会見をキャンセル。17日朝、宮崎に戻って、事務所で取材に応じた中山氏は、再び発言を翻し、立候補しない考えを明らかにしました。(中山成彬前国交相)「不出馬ということを言ってまだ2週間ですから、そんなこと(撤回)は許される状況じゃないと思っていたので・・そんなに出る、出ない、出る、出ないと言ったら、県民を混乱させるだけですから、私は今回出馬しないという表明していますから、その方向でいきたい。国政と言うか、宮崎の発展ということに意欲と言うのは衰えていないので今後どうするかということについては、関係者と相談していきたい」中山氏は、16日夜、自民党の古賀選挙対策委員長と、電話会談していて、出馬について賛同を得られなかったため、2度目の立候補断念を決めたものとみられます。一方、自民党県連は、中山氏が、16日、出馬の意向を伝えてきたことを受けて、17日朝、緊急の役員会を開いて対応を協議。中山氏の後継を決める公募制の手続きを、予定通り進めることを確認しました。結局、中山氏の出馬断念で、混乱は、回避されたものの、自民党関係者からは、中山氏への憤りと批判の声が上がっています。(緒嶋雅晃会長)「国民、県民、選挙民に理解できるような行動を取っていただかないと政治家としての品格が問われる」(中山成彬前国交相)「混乱させようと思って、言ってるんじゃないんだけど、そういう混乱させる方向に流れていくんで、申し訳ないと・・」


2.二転三転の中山氏 有権者は「反発」
 (10/17 19:01)

出馬を巡り、言動が二転三転している中山氏に対し、有権者や東国原知事からは、反発の声が上がっています。(県民は)「またとりやめたんですか。何かよく分かりませんね。国を預かる人からして、もう少し言葉を大事にしてもらいたいと思うだけ」「あっ、そうなんですか、結局。自分の意思じゃないんじゃないですか。何か力が働いているのでは」「ちょっとおかしい。もうやめた方がいいんじゃない。ちょっと県民をばかにしている」「人間性が疑われる。政治家としての資格がないのでは。あんまりあっち出る、こっち出る言うと」「頼りないですね」「そういう人に、ちょっと日本はまかせられないですね」後継者として、中山氏からラブコールを受けた東国原知事は・・・(東国原知事)「元大臣が、あるいは宮崎を代表される国会議員の重鎮が、意思が二転三転されるということは、非常に不信感というか、不満感というものを増長したと思う」


3.自民1区公認対象者4人辞退で10人に
 (10/17 19:04)

自民党県連は、中山氏に代わる公認予定者を、18日決めることにしています。公募に申し込んだ人のうち、17日までに4人が辞退したため、公認予定者は、10人の中から選ばれることになりそうです。自民党県連が行った候補者の公募には、19人が申し込みましたが、5人が条件を満たさなかった他、17日までに4人が辞退しました。このため、18日の選考委員会では、31歳から66歳までの県内外の男性10人の中から、公認予定者を決めることになりました。18日は、小論文の審査や、面接などを行った上で、委員による投票を実施し、夕方には、公認予定者が決まる予定です。


4.波フェス開幕
 (10/17 19:25)

サーフィンとロックとエコの祭典、「波フェス・宮崎」が、国内有数のサーフスポット、宮崎市の木崎浜で17日から始まりました。「サーフィン」と「ロック」、それに「エコ」のコラボレーションが、ここ宮崎で初めて実現した「波フェス・宮崎」。イベントは、17日から3日間行われ、プロサーファーの華麗な技が間近で楽しめる他、大黒摩季さんや元デフテックのマイクロさんによるチャリティーライブ、それに、出演者と来場者が一緒になって、会場を清掃するビーチクリーンキャンペーンなどが行われます。(日本プロサーフィン連盟・腰添健理事長)「プロサーフィン、ライブやいろんなイベントを楽しんでもらいたい、たくさん来てもらいたい」「自分たちが気持ちの良い環境を作りたいということを、みんなにわかってもらえたらと思っている」初日の17日は、プロサーファーによるツアー最終戦の予選が行われ、今シーズンの年間チャンピオンをめざし、約230人が出場しました。競技は、20分間に10本の波に乗り、得点の高い2本の合計点で争われます。(参加者)「(目標は)優勝です。賞金でチキン南蛮をたらふく頂きます。」「波が良くて最高です」さて、大会には、宮崎市在住の椎葉順選手も出場しています。父親の影響で、中学1年からサーフィンを始めた椎葉選手は、大学3年の時、プロに転向し、プロ4年目の去年、ショートボードのランキングで、自己最高の6位に入りました。現在、総合ランキングで9位の椎葉選手、今大会優勝すれば、去年以上の成績も見えてきます。(プロサーファー・椎葉順選手)「ちょっとプレッシャーがあるけど、みんな応援してくれるので、強みになると良いです、優勝狙って頑張りたいです。」そして、いよいよ予選のライディング・・・(残念ながら予選突破ならず)(椎葉選手)「勝ちたかったが残念です。(波の)サイズが大きくて風が強くて難しいコンディションだったが、みんな条件は一緒なので、実力がまだまだということで頑張ります」サーフィン史上初のプロジェクト「波フェス・宮崎」、秋のビーチは、サーフィンとロックとエコの祭典で、大いに盛り上がりそうです。


5.巨人上原投手 調整登板
 (10/17 19:05)

リーグ2連覇を果たした、読売ジャイアンツの上原投手と高橋尚成投手が、クライマックスシリーズの第2ステージを前に、17日、南郷町で行われたフェニックスリーグの試合に登板しました。上原投手は、南郷スタジアムで行われた、フェニックスリーグのサーパス戦に先発。若手選手を相手に、4回を0点に抑え、クライマックスシリーズに向け、順調な調整を見せました。そして、5回からは、高橋尚成投手が登板し、ナイスピッチングをみせました。ジャイアンツは、日本シリーズ進出をかけて、10月22日からクライマックスシリーズの第2ステージに臨み、阪神と中日の勝者と対戦します。


6.安藤前知事裁判 検察側の反対尋問
 (10/17 19:06)

県の官製談合汚職事件で、収賄などの罪に問われている前知事、安藤忠恕被告の裁判が、17日、宮崎地裁で開かれ、検察側の反対尋問が行われました。安藤被告は、知事当選直後、ヤマト設計の元社長、二本木由文被告から、2000万円のわいろを受け取ったとして、事前収賄の罪など3つの罪に問われています。宮崎地裁で開かれた17日の公判では、安藤被告に対する検察側の反対尋問が行われ、検察側は、二本木被告や元国会議員秘書との関係、さらに、知事選の不透明な会計処理について安藤被告を追及しました。この中で、検察側は、「当選直後、二本木被告から渡された2000万円は指名や受注に便宜を図って欲しいという意図と思わなかったのか」と質問しました。これに対し、安藤被告は、「利用されるのではないかと思ったが、そこまでは考えていなかった」と否定しました。さらに、「2000万円は、元国会議員秘書が後で自分のものにするための陰謀と思った」と主張しました。安藤被告の次回公判は、10月31日に開かれます。


7.旧吉松家住宅が国の重要文化財に
 (10/17 17:53)

串間市に残る大正時代の近代和風建築物、旧吉松家の住宅が、国の重要文化財に指定されることになりました。住宅は、地元の名士、吉松家により、1919年に建設されたもので、現在は資料館として利用されています。旧吉松家の住宅は、950坪の敷地に主屋、内蔵、外蔵、物置などが、バランスよく配置されていて、今回、住宅のデザインが優れていることや、屋敷全体が完全に保存されてることが高く評価されました。国の重要文化財の指定は、県内では16件目となります。


8.園児たちが脱穀を体験
 (10/17 17:52)

実りの秋です。宮崎市では17日、園児たちが、新米の脱穀作業に挑戦しました。これは、宮崎市のあおぞら幼稚園が、毎年行っているもので、園児たちは、先週刈り取って、軒先に乾しておいた稲を一束ずつ手にとり、昔ながらの足踏み式機械で、脱穀していきました。(子供は)「お米かわいいなあ」「食べるのが楽しみだな〜」はじけ跳んだお米を一粒ずつ拾い集めた子供たちは、脱穀したお米を、後日、給食で味わうということです。


9.日米共同訓練騒音測定結果
 (10/17 17:52)

新富町の新田原基地で行われた9月の日米共同訓練について、九州防衛局は、「騒音レベルは、通常訓練と大きな違いはなかった」とする調査結果を発表しました。日米共同訓練は、在日アメリカ軍の訓練移転に伴い、9月2日と3日に、新田原基地で行われました。騒音調査は、九州防衛局が、民間の調査会社に委託して、アメリカ軍と自衛隊の航空機を対象に、新富町や西都市など基地周辺の2市2町、あわせて18か所で実施されました。その結果、アメリカ軍の戦闘機で騒音レベルが最も高かったのは、西都市赤池で、離陸時に100デシベルの騒音が計測されました。また、自衛隊機では、西都市右松で、105.8デシベルが計測されました。この結果について、九州防衛局は、「気象条件にもよるが、通常の訓練と大きな違いはなかった」としています。日米共同訓練は、今年度内に、あと8回程度、国内6つの基地で行われますが、新田原基地での訓練は未定だという事です。


9.来年の干支の置物作り
 (10/17 17:53)

日南市では、早くも、来年の干支である「丑」の置物作りが、始まっています。干支の置物を作っているのは、日南市風田にある、知的障害者通所授産施設「つよし共働センター」です。センターでは、木工品製作の一環として、6月から干支の置物作りの準備に取り掛かり、今、製作のピークを迎えています。作業場では、通所生たちがノコギリを使って、パイン材を「うし」の形に切り抜き、細かい部分まで磨くなどして色付けし、きれいに仕上げていました。置物は高さ、幅ともに10センチほどの大きさで、親子で座った「うし」など、4種類となっています。干支の置物は、お正月用の飾り物などとして、既に、たくさんの注文が寄せられており、1個600円で販売されるということです。


9.山内多門 生誕130年展
 (10/17 17:53)

明治から昭和初期にかけて活躍した、都城市出身の日本画家、山内多門の生誕130年展の開会式が、17日、都城市立美術館でありました。今回は、都城市立美術館初公開の作品も多く、金剛山の景色を描いた「金剛赤壁江」や、中国・長江の港の様子を描いた「長江大観」など、約130点が展示されます。山内多門生誕130年展は、都城市立美術館で、18日から11月30日まで開かれます。