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【コラム】 与党が逆風の選挙戦を今、受けて立とうとするワケ

衆議院議員や立候補予定者がポスターを貼り替えたり、各地で街頭演説をしたり、と政界はすでに衆議院の解散・総選挙に向けて猛ダッシュの様相。でも、一般人の感覚では理解しにくいのが任期満了前の解散。今度選挙をやると、解散権を握る与党自由民主党は議席が減る可能性が高いともっぱら言われるなか、全議席中7割という勢力を任期切れぎりぎりまで使い切り、やりたい政策を実現する方がよさそうなのに。公共政策に詳しい法政大学の廣瀬克哉教授に聞いてみた。

「任期を全うせずに解散、が通例の衆議院では、任期切れまで1年半程度になってくると、与党はどのタイミングで解散すると選挙に有利かを考え始めます。要素はいろいろありますが、一般的に景気が良い時期には与党が有利、悪い時期には野党が有利といえます。今、景気は良くないのですが、恐らく来年の方がもっと悪くなると思われます。よって、先送りにするとより不利になるから、早めに与党が見せ場を作って解散しようと考えることになります」

では、麻生太郎首相が解散時期について急に言葉を濁しているのはなぜですか。

「ここのところ欧米における大型の金融破たんなど、国際経済を取り巻く環境が非常に流動的になり、先がまったく読めなくなったからです。さすがにいつ何が起こるかわからない状況では、投票日直前に予期せぬ大型破たんが起きるなど、与党が予想外の打撃を受ける事態もありうるため、身動きができないというのが現状だと思います。ただ、国会で審議すればするほど野党は見せ場を作り点数を稼げますから、与党としては解散したくて焦っているのではないでしょうか」

こうして聞いていると、解散・総選挙のタイミングは、有権者が政治の表面的なやり取りに左右されるという前提で決められているように思えてしまう。ここはひとつ、秋の夜長にこれから出そろってくる与野党のマニフェストを見比べて、じっくり選ぼうじゃないですか。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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