現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス
  4. 金融・財政
  5. 記事

ウクライナなど3カ国、IMFに緊急融資要請を検討(2/2ページ)

2008年10月18日3時0分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 ハンガリーでも、通貨フォリントと株価が下落。16日には欧州中央銀行(ECB)がハンガリーの中央銀行に最大50億ユーロ(約6700億円)を貸し出す異例の措置を打ち出した。AP通信によると個人や企業の借り入れの約6割が外貨建てとされ、依存度の高さや経済の先行き懸念が、信用不安を高めている。

 金融サービス分野に注力して急成長を続けたアイスランドも金融危機で暗転。銀行の経営危機が次々表面化し、政府が主要行を相次ぎ国有化したが、通貨クローナも急落し、対ユーロでの相場固定(ペッグ)制を導入直後に撤回を余儀なくされるなど、大混乱が続いている。

 97年のアジア通貨危機では、外資に頼って成長したタイ、インドネシア、韓国が相次いでIMFの緊急支援を受けた。アジアではそれ以降、国内の貯蓄を増やす国が増え、それが米国に流れ込んで今回の危機の遠因にもなっていた。一方、東欧などでは、ユーロ圏からの資金調達を増やし、経常収支赤字を膨らます国も多く、危機の波及が懸念されていた。

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内

株価検索