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2008/10/17 19:39 KST
S&P、韓国の信用格付け・見通しを据え置き


【ソウル17日聯合】国際的な格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は17日、韓国の信用格付けを「A」ランクで据え置くと明らかにした。格付け見通し(アウトルック)も従来と同じ「安定的(ステイブル)」とした。

 S&Pは据え置きの背景について、「韓国はダイナミックな経済、健全な財政と外部環境に支えられている」と説明した。ただ、ここ数カ月にわたるグローバル流動性の収縮で、韓国の銀行は必要な外貨資金の調達に苦心していると述べ、卸売り市場での資金調達費用が増加しており、外貨資金の融資満期も短くなっていると指摘した。韓国金融システムに対する圧力は今後も続き、こうした資金調達市場の状況が近いうちに正常化する可能性は低いとし、国内銀行の収益性と資産健全性がマイナス影響を受けるものと見通した。

 一方で、韓国政府は国内銀行の実績悪化を食い止められる強力な救済策を進めるのに十分な財政力を備えていると評価、内外の流動性問題を解消するための断固たる措置が整えられるだろうとした。