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2008/10/17 18:29 KST
格安航空の韓星航空、経営難で18日から運休


【清州17日聯合】忠清北道・清州に本社を置く格安航空会社の韓星航空が、深刻な経営難に伴い18日から全路線を運休する。

 韓星航空は17日、原油価格の暴騰、ウォン安、資金繰りの悪化などで経営危機に陥った状況で運航を続ければ安全運航に支障をきたしかねないと判断し、18日から金浦〜済州、清州〜済州の全路線を運休することを決めたと明らかにした。

 運休後はコンサルティング会社を選定し、合併買収(M&A)を含めた資本誘致を進め、早期に運航再開できるよう最善を尽くすと説明しているが、予約者に対する運賃の払い戻しや代替便の手配などに関する対策は打ち出していない。すでに来年1月4日までの航空券が予約販売済みで、10億ウォン(約7600万円)余りの運賃が同社に支払われているとされ、予約者らの被害が懸念されている。

 今回の運休は、270億ウォン台に達する赤字、最近進めた投資誘致の失敗などが原因とされる。8月からは清州国際空港、済州国際空港、金浦空港の事務室賃貸料、着陸料、旅客利用料など9億7000万ウォン余りを滞納していることから、今月7日には韓国空港公社が韓星航空の一部通帳を仮差し押さえした。協力会社への代金支払いも10億ウォン以上が滞っているほか、社員の給料も2カ月分、16億ウォン余りが支払われておらず、事実上、正常な運航が困難な状況となっている。