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【講演要旨】関電大飯3号機の原子炉圧力容器ノズルと大口径冷却配管の溶接部近傍内面に最大深さ1.3cmの応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking ; SCC)が発見され(講演ではSCCの発生メカニズムについて約20分説明)、亀裂の削除と肉盛溶接修理で対応(講演では設計条件と累積損傷係数について約20分説明)、また、最近になり、関電高浜4号機の大口径冷却配管と蒸気発生器冷却水ノズル部(管台)の溶接部近傍内面(冷却配管は3系統有り、蒸気発生器も3基A-SG, B-SG, C-SG)にそれぞれ最大深さ1.2-1.6cmのPW(Primary Water)SCCが発見され、原因は、いずれも、現場溶接時の残留応力と運転時応力の重畳複合現象によると推定されていますが、このような問題は、現場での溶接に伴う入熱時間の相違等により発生するもので、今後も発生するものと思われ、エンジニアリング的には、ゼロにできれば、それに越したことは有りませんが、現実的には、ゼロにできず、日本で発生したこの種のトラブルは、これまで数件公表されていますが(講演では現場溶接に伴うこれまでの発生例を基に設計条件と累積損傷係数等の問題点を約20分説明)、特に多くも少なくもなく、問題は、適切な技術基準に則って、定期的な非破壊検査の実施等により、確実に亀裂の発見に努められれば、特に問題視することもなく、日本では、この種のトラブルをいちいち公表していますが、米国では、当然発生するものとして、公表どころか、問題とも位置付けておらず、日米の取り扱いの差は、エンジニアリングの考え方の相違によるものと解釈できます。
桜井淳所長に拠れば、東大は、最近、Yale University(米大学中3位で世界的には東大よりはるかに格上)と研究上の協力関係を築いており、東大の研究者(教官や院生含む)がYale Universityの図書館等の研究施設を利用することができるようになっており、東大の積極的世界戦略の一端がうかがえ、なおかつ、つぎにどのような戦略を公表するか、大変興味のある問題ですが、東大の教官の中で、米大学1位で世界1位のHarvard Universityやそれと同格のYale UniversityないしPrinceton Universityを卒業した研究者の中には、東大先端研の人的質や論文内容からしてワンランク下と位置付け、先端研のことを末端研と揶揄する研究者もおり、表面的には、平穏なように見える本郷キャンパスや駒場キャンパス(第二キャンパス含む)では、水面下の激しい主導権争いが展開されているそうです。