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韓国初「三次元レーダー」開発=国防科学研

 戦場を立体的な映像で見せる三次元レーダー(写真)が100%韓国の技術で開発された。

 国防科学研究所と防衛関連企業「LIG Nex1」は先月、韓国初の三次元レーダー「イヌワシ-A級戦闘体系型探索レーダー」の開発に成功した。このレーダーは来年から西海(黄海)北方限界線(NLL)の警戒に当たる海軍の次期高速艇「ユン・ヨンハ艦」に取り付けられる予定で、現在は試験的に運用されているという。16日に同研究所が明らかにした。

 三次元レーダーは、距離と方位角だけで表示されていた従来の二次元平面レーダーとは違い、「高角(高さ)」の概念が加わった最新型レーダーだ。これまで開発に成功したのは米国・フランス・イギリスなど一部の国だけだった。

 特に、今回開発された捜索レーダーは、100以上の標的を同時に探知できる上に、(対空ミサイル防御装置の)チャフ(電波妨害用の金属箔片)弾を発射し、敵の誘導弾をかわす機能も搭載している。

 レーダー開発に携わった関係者は「新開発されたレーダーの輸入代替効果は1基数十億ウォンに上るが、海外からの目が届きにくい純国産の技術で開発されていることから、戦略的な意義はとてつもなく大きい」と説明している。

チャン・サンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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