面白いブログ「忘却からの帰還」を発見! [サイト紹介]
Kumicitさんが書いている、
「忘却からの帰還」
http://transact.seesaa.net/
というブログがあります。
このブログは、血液型と性格を否定しているのですが、読めば読むほど実質的に肯定しているとしか考えられません。(ひょっとして考えすぎ?)
血液型と性格に関するエントリーはいくつかあります。
①2008年1月5日
"Blood type and personality" に手を出したことがある研究者たち(0) 概況
http://transact.seesaa.net/article/76549344.html
②2008年1月3日
"Blood type and personality" に手を出したことがある研究者(1) Cattell
http://transact.seesaa.net/article/76127447.html
③2008年1月4日
"Blood type and personality" に手を出したことがある研究者(2) Eysenck
http://transact.seesaa.net/article/76349227.html
④2008年1月6日
"Blood type and personality" に手を出したことがある研究者たち(3) 国内
http://transact.seesaa.net/article/76816110.html
⑤2008年1月7日
"Blood type and personality" に言及したことがある研究者 (4) Kosaku Yoshino
http://transact.seesaa.net/article/76904532.html
⑥2008年9月16日
BJ Kim 2007 Again
http://transact.seesaa.net/article/106605746.html
⑦2008年9月17日
まったくカスなRyu and Sohn[2007]
http://transact.seesaa.net/article/106680040.html
細かい内容は後で紹介することにして、すぐに気がついた点のみ書いておきましょう。
(0) 概況には、
で、基本的には、どのBlood typeについても一貫性がない。とありますが、B型のところを見てみると、
Active i.e. aggressive, progressive, positive (Furukawa, 1927)とあり、一見しただけでneuroticに一貫性があることがわかります。
cheerful, sociable, frank, light-hearted, attentive, quick (Furukawa, 1930)
introverted (Lester & Gatto, 1987)
anxious, neurotic (Eysenck, 1982)
neurotic (Angst & Maurer-Groeli, 1974)
neurotic (Jogawar, 1984)
neurotic (Marutham & Indira, 1990)
neurotic (Gupta, 1990)
ちなみに、B型は強迫神経症が多いとのことなので、これとも一致します。
また、O型のところの、
Type-A Behaviour*1 (Neuman et al, 1991) +では、データが男性の部分では、大村さんのデータとも一致しています。
大村政男 1993 「血液型気質相関説」と「血液型人間学」の心理学的研究II 研究紀要,46,115-155.
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/dadamo.htm
また、
「NEO-PIによって調べられるpersonality」には関係性を見いだせないことが明らかになっている。とありますが、まったくカスなRyu and Sohn[2007]では、
実際に血液型別差が存在するにもかかわらず Big-Five モデルはそれを感知することができないという事実が確認された.というオリジナルの記述は無視しているようです。
次に、(3) 国内では、戦後唯一の肯定的な文献、
白佐俊憲 血液型性格判断の妥当性の検討(2) 北海道女子大学短期大学部研究紀要 36,1-18,1999 (浅井学園大学)がなぜかありません。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/shirasa.htm
また、まったくカスなRyu and Sohn[2007]では、点数のソースに問題があるとして、
まともに統計をとったとはいえないFurukawa(1927, 1930)の9点、査読なしな一般書であるD'Adamo(2001)の4点と、査読付英文21点、韓国語42点である。と批判しています。
ただ、この批判が本当だとすると、逆に「関係ある」という証拠になってしまうはずです。
というのは、いい加減な調査(?)だろうが、ちゃんとした調査だろうが、結果は同じということになるからです。
実際、ランダムサンプリングのデータ(坂元章さん)の傾向とも一致しています。
とにかく、興味津々の内容です。
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サイト見て興味あったから、工口ゲ買いに行くついでに見せてきた(`・ω・´) 結局盛り上がっておしゃぶりしてもらったんだけど7マソ貰えてビビったwww 工口ゲ代だけ貰うつもりだったのにプラスになりすぎて笑ったわwwwwww
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