公立病院の運営方法や地方医療のあり方などを検討する「第47回全国自治体病院学会」が16日、福井市内3会場で始まった。
全国の公立病院約1000施設から関係者約2000人が参加。初日は「公立病院改革と自治体病院の未来」と題したシンポジウムがあり、病院の赤字経営に対し住民に理解を求める声が上がった。
香川県坂出市立病院を開設した同市の松浦稔明市長は「首長が率先して病院運営に協力していかなければならない。赤字がどれだけ出るか数字を示せば住民の理解は得られる」と話した。
最終日の17日も引き続きシンポジウムが開かれる。【菅沼舞】
毎日新聞 2008年10月17日 地方版