来年度研修、第一希望のマッチング率は8割
厚生労働省は10月16日、医師臨床研修マッチング協議会(日本医師会、臨床研修協議会、全国医学部長病院長会議、医療研修推進財団の4団体で構成)が調査した来年度の新研修医と研修病院(研修プログラム)のマッチング結果(組み合わせ)を報告した。同調査によると、来年度は78.0%の希望者が第1希望に、96.7%が第3希望までの研修先に決まった。
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来年度の研修希望者8416人のうち、研修先の希望順位表を登録したのは8167人、しなかったのは249人。研修希望者が希望順位表に登録した研修プログラムの数は平均3.53で、最大は40、最小は1だった。
受け皿となる参加病院数は1091病院で、募集定員は1万1292人、研修プログラムは1472だった。
全体のマッチ率をみると、来年度は希望順位を登録した人が8167人、うち7858人がマッチングし、マッチ率は96.2%だった。今年度は8291人中8030人がマッチングし、マッチ率は96.9%だった。
また、来年度のマッチングで大学病院を第1希望にした研修医の割合は41.5%で、今年度の40.7%から微増した。
この結果は、研修希望先を登録している研修希望者(現医学部生)と研修病院にも発表された。
詳細は同協議会のホームページで。
更新:2008/10/17 11:26 キャリアブレイン
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