Top Page > 全国各放送局の取り組み > 過去の取り組み(H20.4.16)
<京都放送局>
○経費削減!環境にやさしい「充電式電池」活用の取り組み
京都放送局では、経費節減と環境経営に資することを目的に、業務で使っていた乾電池を「充電式」に変更する取り組みを開始して1年が経過しました。これは技術担当の若手職員と関連団体社員の共同提案によるもので、6時台のローカルニュース番組やロケなどで使用する単三乾電池(マンガン・アルカリ)を「充電式」の単三電池に変更し、放送事故やトラブルが起きないよう細心の注意を払いながら運用してきました。
これまでの一年間の活動実績を検証したところ、経費削減効果は、約185,000円。また廃棄物削減効果は、乾電池約7,700本分と、特にエコ面で大きな効果があったことがわかりました。
20年度は、充電設備などの初期投資が済んでいますので、さらに経費削減額が大きくなると思われます。京都局では、これらの取り組みを全国の放送局に伝え、活動の広がりをめざしていきます。
<大阪放送局>
○連続テレビ小説『ちりとてちんファン感謝祭』&スタジオセット公開 大盛況でした。
大阪放送局では視聴者のみなさまからの熱いご要望にお応えして『ちりとてちんファン感謝祭』を大阪ホールで実施いたしました。
この感謝祭には予想をはるかに超える10,273通もの応募をいただき、抽選の結果、当選された1,250人の方々にお集まりいただきましたが、中には当日の悪天候にもかかわらず、札幌や沖縄から来られたファンの方もいらっしゃいました。
会場では「徒然亭一門」が、お集まりいただいたみなさまの質問に直接お答えしたり、会場の全員で「ふるさと」を大合唱したり、たいへん温かみのあるイベントとなりました。この様子は、抽選の結果、入場できなかった方々を含め、多くの視聴者のみなさまからのご要望もあり、総合テレビで全国に放送いたしました。
また、ドラマ最終収録後に「ちりとてちん」のスタジオセットを大阪放送局に隣接するアトリウムで公開したところ、10日間で75,500人のみなさまにおいでいただき、名古屋や東京から来られた熱心なファンの方がいらっしゃる一方で、入場には最大2時間もお待ちいただくこととなりました。「寝床」の暖簾や、「稽古場」のセットを背景に記念写真を撮る方たちで会場は熱気に包まれ、ファン待望の「徒然亭」家紋入りTシャツやドラマの舞台、若狭の名産「塗箸」も大好評で、この「塗箸」の売上げの一部をNHK厚生文化事業団へ寄付していただきました。
このイベントを通してたいへん多くの方々から「ちりとてちん」の終了を惜しむ声をいただきました。ファンのみなさま、半年間の応援ありがとうございました。
ちりとてちんファン感謝祭 |
アトリウムでのスタジオセット公開 |
<神戸放送局>
○認知症キャンペーン・講演会を西宮市で実施しました
神戸放送局は、NHK公共放送キャンペーンの一環として講演会「認知症のこころに触れる〜ひとりで抱え込まないで」(西宮市)を開催しました。
第1部は、松本一生さん(クリニック院長・大阪人間科学大学教授)の講演。認知症の正しい知識、介護者同士の共感・ネットワークの大切さを、時にユーモアも交えながら、わかりやすくお伝えしました。
第2部は、松本さんと介護者の会の方との対談で、日常の介護に悩む参加者にとってとても参考となる内容になりました。参加者を対象にしたアンケートでは「満足した」や「参考になった」とのお答えを全体の92%からいただくことができました。今後もキャンペーンの重要性を認識し、持続的に取り組んでいきたいと思います。
<広島放送局>
○“被爆地図”サイトで平和へのメッセージ発信をはじめました!
広島の被爆建物・橋梁・樹木・慰霊碑など約160件を紹介するサイト「“ヒロシマ”をさがそう!〜市民とつくる被爆地図〜」を、広島放送局ホームページに開設しました。
被爆から62年が経過し、被爆者の平均年齢は74歳を超え、被爆体験を風化させずに継承していくことが広島の課題となっています。そのような状況の中、被爆地の放送局として、その役割を果たそうと、開局80年事業の一つとして広島市と共同でサイト作りに取り組みました。被爆を象徴的に物語る“ヒロシマ”を一つでも多く紹介し、市民が守り続けてきた思いを伝えるとともに、今後は市民から寄せられる新たな情報を加えて拡充し、“被爆地図”を育て、平和学習への活用も呼びかけていきたいと思います。
<松江放送局>
○島根を主な舞台とする朝ドラ「だんだん」地域のみなさまとともにPRスタート
島根県を主な舞台とする連続テレビ小説「だんだん」が9月末から放送されることが決まり、早くも地元を中心に番組へ期待の声が相次いで寄せられています。島根県が連続テレビ小説の主な舞台になるのは今回が初めてです。
特にヒロインの姉妹(三倉茉奈さん・佳奈さん)の1人は宍道湖のシジミ漁師の娘という設定のため、松江市民のみなさんや、自治体のみなさんから高い関心をいただいております。松江放送局では、地元へのPR・説明用のチラシを作り、島根県庁や松江市役所に提供したほか、イベント入場者や放送局見学者のみなさんへの配布を始めました。
また先日は、ヒロインの三倉茉奈さん・佳奈さんが島根県を訪れ、県知事や市長を表敬訪問しました。市内の観光スポットを巡ったほか、夕方の地域番組に生出演して出雲地方の印象やドラマにかける意気込みなどを語ってくれました。
この訪問にあわせて、松江市役所内に「だんだん応援プロジェクト」が発足するなど、番組と連動した様々な動きが活発化しています。松江放送局も「だんだん」をきっかけとして、地域情報の「全国発信」に積極的に取り組み、地域のみなさんとともに協力しながら、地域の活性化やPRを進めていきたいと思います。
松江市「だんだん」 |
三倉茉奈さん・佳奈さん |
シジミ漁で有名な |
<福岡放送局>
○県内3大学での「NHK講座」 20年度に向けて始動します
福岡放送局「NHK講座」
19年9月25日 九州産業大学
第1回 講師:石田研一局長
地域に貢献する活動として、地元の大学で放送・メディアの最新事情や、現場の仕事について解説する「NHK講座」を福岡放送局の職員が講師となって実施してきました。
19年度は福岡大学、九州大学、九州産業大学の3大学で開講、のべ3700名の学生の方が受講されました。今年度最後の講座は九州大学で、石田局長が公共放送の役割や、完全デジタル化に向けた課題、放送と通信の融合など、最新の動きを講義し、学生のみなさんからもたいへんご好評をいただきました。
3大学からは、この講座を継続して欲しい旨の要請をいただき、20年度も各大学で引き続き実施することが決まりました。福岡局ではこれまでの実績を生かしながら、内容の充実を図っていきたいと思います。
<高松放送局>
○小豆島で2日間、地上デジタル放送「受信相談所」開設しました
小豆島の地上デジタル放送・中継局開局のタイミングにあわせ、新たに視聴可能エリアとなった小豆島町において、総務省四国総合通信局と香川県内の民放と共同で2日間、「地デジ受信相談所」を開設しました。パネルや受信デモの展示を行いながら、島民の皆さんの相談を受け付けるとともに「地デジ受信を試みたがうまくいかない」といった相談には、直ちに受信サービスカーで訪問し対応しました。
テレビ共同受信施設の世話役の方からは、施設のデジタル対応改修や経費補助など具体的な相談も寄せられるなど、相談所の活動を通じてお客さまと電器店、そして役場担当者との橋渡しもでき、とても実りのある2日間となりました。
<岐阜放送局>
○放送局1階ロビーに“キッズランド”オープン!お客さまをお待ちしています。
岐阜放送局では、お子さんと若いおかあさんが気軽に来局できる放送局をめざして、局舎1階のロビーを全面改修し「キッズランド」をオープンしました。
ここでは、夕方の地域放送の新刊絵本を紹介するコーナー「ほっと絵本の舘」の公開収録や、親子で楽しめる絵本ライブのほか、「ぐ〜チョコランタン」キャラクターとの記念撮影コーナーも新たに設置して、親子で楽しい時間を過ごせるようにしました。
また過去の放送番組が視聴できるアーカイブス・ライブラリーも、これを機にデザインと配置を一新、いっそうの利用しやすさをめざしました。今後もさまざまな企画によって、みなさまが気軽に立ち寄れる放送局をめざしていきたいと思います。
<さいたま放送局>
○中学生が「職場体験学習」で番組を制作、FM番組にも生出演しました
さいたま放送局は、三郷市立瑞穂中学校の取り組む「職場体験学習」に協力し、中学2年生4人を職場に受け入れて「放送局で番組制作を行う」体験学習をサポートしました。
まず初日は、放送部の職員が先生となってインタビューのやり方を学習。2日目には鴻巣市で行われた「BS日本のうた」の会場で、司会の塩屋アナウンサーへのインタビューに挑戦しました。そして最終日には、FM「いきいき埼玉11時」でそのインタビュー・テープを放送するとともに、中学生が生出演し、職場体験で学んだことをマイクの前で語りました。
参加した中学生からは、「NHKのことを何も知らないまま職場体験に行ったが、とても勉強になった」「NHKはほとんど見なかったけど、見てみたくなった」などの感想が寄せられました。今後もさいたま局では、地域の教育活動にできるかぎり協力していきたいと思います。
(2008.4.16更新)