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25歳3曹死亡事件“海自”特殊訓練の陰湿手口

 海上自衛隊で“殺人事件”だ。

 事件が起きたのは9月9日。「特別警備隊」隊員を養成する第1術科学校(広島県江田島市)で、25歳の3等海曹が1人で15人の隊員を相手にする格闘訓練を受けた。

 15人が交代で50秒ずつかかっていくもので、海曹は14人目を相手にしているとき、あごにパンチを受けて意識不明になり、25日に急性硬膜下血腫で死亡した。訓練では2人の教官が指導に当たっていたという。

 亡くなった海曹はもとは潜水艦部隊に所属し、2度目のチャレンジで特別警備隊の試験に合格。が、訓練が厳しいため、原隊復帰の要望を出し、9月19日付で潜水艦に戻る予定だった。海自側は「訓練中の事故」と説明しているが、海曹の父親は「訓練中の事故ではなく、重大な体罰事件だ」と怒りを表した。

 軍事評論家の神浦元彰氏によれば、特別警備隊は不審船などの臨検を行う人材を育成するために01年に発足した70人の精鋭部隊。米海兵隊の特殊部隊「シールズ」をモデルにしている。神浦氏が言う。

「今回の一件は訓練ではなく、辞めていく者への私的制裁です。1人に15人が次々と立ち向かい、殴ったり蹴ったりする。やられる方はその攻撃をかわしたり、はねのけるのですが、相手が5〜10人目になるとフラフラになる。だけど隊員の中には手加減すると教官に叱られると思って本気で攻撃する人もいるようです。こんな暴力を許してはいけません。海上幕僚長の責任問題にもなりかねない大事件です」

 海自は8月に、自殺した隊員のいじめ裁判で賠償金の支払い命令を受けたにもかかわらず、懲りずに陰湿な暴力事件を起こした。昔の「精神注入棒」によるしごきがいまも続いているようだ。

(日刊ゲンダイ2008年10月14日掲載)


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