2008年 10月 16日
新幹線の車内で不審物みつかる
16日午前、岡山市の新幹線の車庫で車内を掃除をしていた作業員が液体が入った不審なビニール袋を発見しました。警察が液体を詳しく調べています。16日午前10時40分ごろ岡山市北長瀬本町の新幹線の車庫で掃除していた作業員が新幹線のトイレの網棚に透明の袋に入った不審な液体が置いてあるのを発見し警察に通報しました。防護服を着た警察と消防が駆けつけ、袋を回収しました。ビニール袋には透明で無臭の液体、300ccから400ccが入っていて薬物の検知器には反応しませんでした。警察は科学捜査研究所に液体を持ち込み、詳しく分析しています。

岡山市の政令市移行決定でお祝い看板設置
岡山市が来年4月1日から政令指定都市となることが決まったことを受け、16日、移行決定を祝う看板が市役所に設置されました。岡山市を政令指定都市とする内閣の命令が16日午前、国が発行する官報に公表されました。これを受けて岡山市役所では、高谷市長らが政令市移行決定を祝う看板の除幕を行いました。看板は縦84センチ、横5メートル70センチで、市役所に入ってすぐのロビーに設置されました。政令市になると、県から約1500項目の権限が移譲されるほか、市内に4つの区が設けられるなど「大都市」の仲間入りを果たすことになります。全国で18番目、中国地方では2番目の政令市となる岡山市。移行は来年4月1日です。

県行革プランで県民の意見まとまる
岡山県が発表した財政構造改革プランの素案に対し、県民から寄せられたパブリック・コメントの結果がまとまりました。パブリック・コメントは、約1カ月間に2204件寄せられ、ほとんどが、予算の削減や廃止が検討されている事業について、反対するものでした。主なものでは、私学助成費の削減について保護者の負担が増す、授業料が高くて辞めていく生徒もいるなど120件の意見が寄せられました。公共施設の見直しでは、岡山市の県立児童会館の廃止について、「子どもたちが遊び、学ぶ場をなくさないでほしい」など1655件が寄せられました。また、津山市のグリーンヒルズ津山は、温水プールのあるグラスハウスの存続など22件の要望がありました。県ではこうした意見をもとに来月、最終的な方針を決定する予定です。

倉敷市で住宅全焼
16日午後、倉敷市で住宅を全焼する火事がありました。けがをした人はいませんでした。16日午後2時すぎ、倉敷市下津井のトレーラー運転手、鈴木吾郎市さん(61)の住宅から煙が出ていると119番通報がありました。消防が消火にあたり火は約15分後に消し止められましたが、木造瓦ぶき2階建ての住宅、164平方メートルを全焼しました。鈴木さんは長男との2人暮らしで、出火当時は2人とも外出していました。1階の仏壇付近がよく燃えていることから、警察では仏壇のろうそくの火が何かに燃え移ったものとみて、出火原因を調べています。

三豊市で漁獲量減少のヒラメの稚魚放流
漁獲量が減少傾向にある高級魚、ヒラメを増やそうと16日、三豊市でヒラメの稚魚の放流が行われました。放流されたのは体長7センチのヒラメの稚魚、約3万8000匹です。放流は三豊市と市内の漁協が共同で行ったもので稚魚を漁船に移し、粟島沖の浅瀬へ向かいました。三豊市と観音寺市の7つの漁協で水揚げされるヒラメの漁獲量は1997年までは年間2トンを超えていましたが、おととしは約1トンにまで落ち込んでいます。放流された稚魚は4、5年で30センチ以上の成魚になると言うことです。

高校生が記者会見を体験
正しい情報公開のあり方を学ぼうと模擬会社を立ち上げて会社の経営を学んでいる岡山市の高校生が16日、記者会見を体験しました。体験したのは岡山市の岡山東商業高校3年の5人です。5人は授業の一環で模擬会社を立ち上げ、お菓子などを製造販売しています。会見ではテレビ局や新聞社の記者を前に会社が扱う米粉の商品の安全性をPRしました。会見を体験した生徒は記者からの鋭い質問に対し、とまどいながらも真剣に答えていました。会社の運営を指導する中国銀行では問題が起きた時の適切な情報公開のあり方を学んでほしいとしています。

留学生と地元企業との就職面接会
岡山での就職を希望する留学生を対象とした就職面接会が16日、岡山市で開かれました。これは岡山県中小企業団体中央会が経済産業省の委託を受けて開いたものです。面接会には、中国やネパールなどアジアからの留学生、約100人が参加し、県内の企業28社のブースで人事担当者との面接に臨みました。地元企業に就職する留学生は年々増えていて去年は約100人が内定を受けています。主催者では優秀な留学生が岡山と外国の架け橋になってくれればと期待を寄せていました。

緑化フェアPR 園児が花の球根植え付け
来年3月に開幕する全国都市緑化おかやまフェアで会場の入り口に花を飾りつけようと16日、岡山市の保育園で園児が球根を植えつけました。これは、来年3月に始まる、全国都市緑化おかやまフェアのPRの一環として、県などが行っているものです。岡山市の浜保育園では125人の園児を代表して年長組の14人がフェアのイメージキャラクター、「ももっち」と一緒にチューリップやヒヤシンスの球根を「早く育ってね」と1つずつ丁寧に植えていきました。球根の植え付けは県内188の保育園などで行われ、園児が育てた花が緑化フェアで会場の入口を彩るということです。