次期衆院選を巡る動きです。立候補の見送りを表明していた、中山成彬前国土交通大臣が、一転して、出馬する意向を自民党県連に伝えたことが分かりました。自民党県連によりますと、16日午後、中山氏本人が、「次期衆院選で、宮崎1区に立候補したい」と、県連幹部に電話で伝えてきたということです。中山氏は、17日、自民党本部で記者会見し、正式に立候補表明したいと話しているということです。これを受け、自民党県連の緒嶋雅晃会長は、MRTの取材に対し、「候補者公募の手続きを進めているのに、勝手なことをされては困る」と話しています。中山氏は、一連の問題発言などを受け、10月4日、次期衆院選への出馬を見送ることを表明していました。
連日、注目を集める東国原知事、16日は、中学校の教壇に立ちました。東国原知事は、「夢をあきらめないで」と生徒たちを励まし、自らの夢についても語って聞かせました。東国原知事が訪れたのは、串間市の本城中学校…生徒や保護者たちの歓迎を受けました。10月19日から始まる「みやざき子ども教育週間」を前に、県教育委員会が東国原知事に、特別授業を依頼し、知事は、県内の大人を代表して、子供たちにメッセージを送りました。テーマは、「夢」。2年生と3年生の生徒たちに、まず語って聞かせたのは、自分が子供の頃に抱いた夢でした。(東国原知事)「夢はお笑い芸人と知事になること」さらに、中学時代、お笑い芸人をめざして、家出をしたエピソードなどを語ると、教室は、大爆笑となりました。(東国原知事)「夢と目標というのは、小学生から変わっていない。夢というのは何になりたいというのではなくて、なってから、何をするかというのが大事」夢をあきらめないことが大事だと教える東国原知事に、生徒たちからは、こんな質問も・・・(生徒)「知事の今の夢は?」(東国原知事)「国政とか言うと、メディアの人が喜ぶ・・・医師不足など、そういったものを制度的に変えていかないと、日本の衰退は避けられない。日本を変えたいというのが今の夢」(生徒たちは)「とってもおもしろくて、説得力があって、とてもいい勉強になった」「僕も保育士になりたいが、小さい時から夢が決まっているのは、いいことだと思う」お笑い芸人、そして政治家と、描いた夢を実現してきた東国原知事・・・「日本を変える」という夢を、今後どのように実現するのか、知事の言動には、これからも目が離せません。
3年前の台風14号で、大規模な土石流が発生した宮崎市の鰐塚山で、土砂災害の専門家ら約150人が、被災後の復旧状況などを見学しました。これは、土砂災害の研究者らでつくる砂防学会が開いたもので、全国各地の専門家や行政関係者など、約150人が参加しました。宮崎市田野町の鰐塚山は、3年前の台風14号で大規模な土石流が発生し、土砂の堆積は、最大で厚さ10メートルにもなりました。見学会では、現地の担当者が、被災後の対策を説明し、行政と学識経験者による委員会を設けて、復旧方法や住民の避難体制を検討してきたことなどを報告しました。(宮崎大学農学部・清水収准教授)「なかなか大規模な土砂災害は研究が、あまり進んでいない分野ですので、備えとか準備とかそういうことを全国に持ち帰っていただいて、各地の現場で生かしていただきたい」鰐塚山では、現在、国と県が、50億円近くをかけて復旧事業を行なっていて、土砂が下流へ流れるのを防ぐためのダムの設置などが、進められています。
(かけ声)「後期高齢者医療制度を廃止しろ!」年金受給者の怒りの声です。宮崎市では、16日、高齢者らが繁華街をデモ行進し、後期高齢者医療制度の廃止や、最低保障年金の実現などを訴えました。「年金者一揆」と、銘打ったこの街頭行動は、全国一斉に行われたもので、全日本年金者組合県本部では、後期高齢者医療制度の廃止を求めるなど、安心できる老後を実現したいとしています。
犯罪を未然に防ごうと、青色回転灯を装備したパトロールカーの発隊式が、16日、ありました。宮崎市の田野総合支所で行われた発隊式では、民間パトロール隊の鍋倉豊昭隊長が、「住民と力を合わせボランティアを広げ、犯罪と災害から守りたい」と決意を述べました。そして、隊員らは、早速、パトロールカーに乗り込み、町内をパレードして、安全を呼びかけました。
16日朝早く、日南市漁協所属のかつお一本釣り漁船に乗り込んでいた、インドネシア人漁業実習生が、沖縄付近を航行中、行方不明になりました。海上保安庁では、海に転落したものとみて、捜索しています。行方が分からなくなっているのは、日南市漁協所属のかつお一本釣り漁船、「八号萬漁丸」の実習生で、インドネシア人のトリ・スギアルトさん21歳です。スギアルトさんは、日本人13人、インドネシア人4人と一緒に、漁船に乗って、沖縄県北大東島の北東約6、5キロの海上を航行中、行方が分からなくなったものです。スギアルトさんは、16日午前5時40分頃、船長が目撃したのを最後に行方不明になっていて、船尾には、長靴が片方だけ残っていました。第十一管区海上保安本部などでは、スギアルトさんが海に転落したものとみて、巡視船やヘリコプターを出して捜索していますが、まだ見つかっていません。スギアルトさんは、3年間の研修と実習期間を終え、11月にもインドネシアに帰る予定でした。
建築違反をなくそうと、16日、県内各地で、建築パトロールが行われました。このパトロールは、10月11日からの違反建築防止週間にあわせて、県内一斉に行われているものです。このうち宮崎市では、市の職員や建築士など23人が、2班に分かれ、建築中の住宅パトロールに向かいました。パトロールでは、壁の筋交いが図面通り入っているか、また、足場が安全に組まれているかなど、耐震構造や工事の安全性を細かくチェックしていました。市では、違反があった業者に対しては、改善を指導することにしています。
宮崎市では、秋空の下、お年寄りと園児たちが、イモ掘りを通して交流を深めました。イモ掘りを楽しんだのは、宮崎市の特別養護老人ホーム「住之江」のお年寄りと、島之内保育園の園児、合わせて130人です。園児たちは、お年寄りと一緒に畑に入ると、土の中から、紅色に輝くイモを掘り出し、歓声をあげていました。また、園児が1人で掘ったイモを、お年寄りにプレゼントする姿も見られました。(子供たちは)「おっきいのとれた」「おイモとれた」「たのしかった」(お年寄りは)「ひ孫や。かわいい。こんな時分が一番かわいい」「うれしいです。楽しいです。あたしのひ孫のごとある」さわやかな秋空のもと、畑には、園児とお年寄りの笑顔が広がっていました。
18日から日南市で開かれる飫肥城下まつりを前に、16日、街頭の清掃作業が行われました。清掃作業は、九州電力と九電工が、10月を「さわやかコミュニティ旬間」と定めて、毎年行っているものです。作業には、職員約25人が参加、このうち、飫肥城下まつりのメーンストリート、本町商人通りでは、作業車や脚立を使って、約60本の街灯を掃除していました。作業は、約2時間かけて行われ、職員たちは、クモの巣やほこりなどを雑巾できれいにふき取っていました。この他、市の文化財に指定されている、豫章館や振徳堂など4つの建物では、配線に不備がないか安全点検が行われました。日南市の秋を彩る飫肥城下まつりは、18日の土曜日に前夜祭が行われ、日曜日には、本町商人通りで、武者行列など市中パレードがあります。
盆栽と山野草の展示会が16日から都城市で始まり、秋を感じさせる作品の数々が見物客の目を楽しませています。この盆栽・山野草展は、都城市を中心とした盆栽と山野草の愛好家グループ、「霧島盆友会」と「のぎくの会」が、毎年この時期に開いているものです。会場の都城大丸には、会員約30人の作品、130点が展示されています。展示されているのは、小さな鉢に大きな実をつけた「ヒメコッコウリンゴ」や、秋の七草「フジバカマ」の寄せ植えなど様々で、どの作品も会員が丹精込めて育てた力作揃いとなっています。また、会場には、作品を出した会員の他、盆栽と山野草の愛好家もつめかけ、秋を感じさせる作品を興味深げに見入っていました。この盆栽・山野草展は、都城大丸で、10月19日まで開かれます。