岡山放送局

2008年10月16日 19時51分更新

感染性胃腸炎予防の研修会


ノロウイルスなど感染性胃腸炎の患者が増える季節を前に、集団感染が起こりやすい保育園や福祉施設の担当者に、予防方法を教える研修会が16日、岡山市で開かれました。

研修会は県の岡山保健所が開いたもので、保育園や社会福祉施設など11の施設の担当者が集まりました。
保健所の担当者がノロウイルスなどの発生状況を説明し、感染性胃腸炎はこれから患者が多い季節を迎えることを説明しました。

そして、ほとんどのウイルスには有効な薬はなく、日ごろから手洗いやうがいをするなど予防が重要だと述べました。

特にウイルスが広がるのを防ぐため具体的な方法として、手袋やマスクを着用することや器具の高温消毒をすること、加熱調理を行うことなどを徹底してしてほしいと話しました。

また、ノロウイルスはふき取ったり、消毒用アルコールを使ったりしても死滅しないことが説明され、感染した人が吐いたものなどを処理するときには、直接、手で触れないようにし、塩素系の漂白剤を薄めて使うことが必要だと話しました。

感染性胃腸炎は、これから年末ごろにかけて患者発生のピークを迎えることから岡山保健所は、各地の保健所で対策を呼び掛けていくことにしています。