2008年10月16日 19時51分更新
後期高齢者医療制度や国民健康保険の保険料は、15日から、希望に応じて年金からの天引きをやめて口座振替などで納めることができるようになりましたが、自治体や社会保険庁のミスから県内の272人から、誤って天引きされていました。
後期高齢者医療制度や65歳から74歳の国民健康保険の保険料は、年金からの天引きが始まっていますが、一定の条件を満たした希望者は、天引きをやめて今月から口座振替などで納付ができるようになりました。
しかし、真庭市や美作市など県内の12の市と町の272人については、15日行われた天引きの際、本来は対象でないにも関わらず役場や社会保険庁のミスから天引きが行われました。
天引きから口座振替に変更する人などについては、役場がデータの入力を行い、社会保険庁に送ることになっていますが、この際、自治体で入力ミスがあったり社会保険庁でデータが正常に処理されなかったりしたため、こうした誤りが起こったということです。
これらの市と町では、対象となった人に謝罪した上で、天引きした保険料をすでに返したり今後返すことを説明したりしたということです。
このうち美作市の鷹取敏之・税務課長は「今回は初めての作業で、理解が十分でない部分があった。ご迷惑をおかけし、非常に申し訳なく思います」と話しています。