岡山放送局

2008年10月16日 19時51分更新

後期高齢者医療制度廃止求める


75歳以上のお年寄りを対象にした後期高齢者医療制度をめぐって、年金を受け取っている人たちの団体が16日、岡山市で制度の廃止などを求めて集会を開きました。

集会を開いたのは、年金を受け取っているお年寄りで作る「全日本年金者組合岡山県本部」で、16日、岡山市内の公園におよそ100人が集まりました。

はじめに団体の代表者が「年金を受け取った際、保険料が天引きされていて、生活を圧迫することを実感した。お年寄りが大切にされない世の中になっている。」と訴えました。

続いてメンバーが次々に発言し、後期高齢者医療制度を廃止すること、それに、税金を財源として60歳以上の人が保険料なしで年金を受け取れる制度を作ることを求めました。

参加者はこのあと、市内をデモ行進し、「何でも年金から天引きするな」とか「もう我慢も限界」などと書かれたプラカードを掲げ、シュプレヒコールを上げて歩きました。
団体では今後も、署名活動を行ったり、市町村の議会に制度の変更を働きかけたりする活動を続けることにしています。