トンネル内でトロッコ停車 300人が駅まで歩く、京都16日午後4時10分ごろ、京都府亀岡市の嵯峨野観光鉄道トンネル内で、観光客ら約300人が乗ったトロッコ列車がエンジントラブルで停車した。乗客は乗務員や亀岡署員らの誘導で約2・5キロ離れた駅まで歩いた。乗客の女性(31)がパニック症状で病院に運ばれたが、ほかにけが人はなかった。 亀岡署や嵯峨野観光鉄道によると、列車は機関車1両と客車5両。トロッコ保津峡駅(京都市西京区)からトロッコ亀岡駅に向かっていたが、長さ約490メートルのトンネルの中央付近で停車した。 線路は山と川の谷あいの斜面にあり、照明はないため、乗客はトロッコ亀岡駅まで線路脇の通路を懐中電灯を頼りに歩いた。一部の乗客は、巡回用のエンジン付き軌道自転車が引く台車に乗って運ばれたという。 エンジントラブルの原因は調査中。秋の観光シーズンで、列車はほぼ満席だったという。 トロッコ列車は、保津川沿いの四季折々の景色を楽しめるとして人気がある。
【共同通信】
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