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高校球界NO1スラッガー、東海大相模・大田泰示内野手(18)が締め切り日となる15日、神奈川県高野連に「プロ野球志望届」を提出した。高校通算65発を誇る強打者には、巨人が1巡目候補として熱視線を送っており、30日のドラフトが注目される。
引き締まった表情で言い切った。「プロ野球でやってみたい気持ちがあります。悩みました。ハンパな気持ちじゃ挑めないところですから」夏の北神奈川大会決勝で敗退後、一度は東海大進学を決意した。だが、プロを生で観戦しているうちに、挑戦したい思いが強くなった。10月上旬には門馬敬治監督(38)に初めて胸中を打ち明けた。11日からの3連休には、広島・福山市の実家に帰省。門馬監督も交え家族と話し合い、決断した。
目標の選手を「(原)辰徳さん。人間として尊敬してます」と即答した。巨人ではホンダの長野久義外野手(23)と並び、大田を1巡目候補としてリストの最上位に置く。高校と同様、プロでも同じユニホームに袖を通すことは夢ではない。
意中の球団はあるのかと聞かれ、「その時になってみないと分からない」と話した。門馬監督も「フルゲートになるのか、意中の球団があるのかは、これから煮詰めることになる」と本人と改めて話し合う意向だ。ドラフトの結果によっては、東海大進学も選択肢に残す。「人間的に大きな選手になりたい」今はただ静かに、運命の日を待つ。
巨人・原辰徳監督「大田君がプロ志望届を出したことは、球団から聞きました。私自身、東海大に進学すると聞いていただけに、驚いています。悩んだ末の決断だったと察しています。今後、球団でも検討することになると思います」
◆日本ハム指名も ○…大田のプロ志望届提出を受け、日本ハムの山田GMは「本人の希望を含め、ちゃんと調査しないといけない」と慎重な姿勢を見せた。今秋ドラフト1巡目候補の1人としてリストアップしていた右の長距離砲。「素材としては素晴らしいものを持っている」と評価し、指名に含みを持たせた。
(2008年10月16日06時00分 スポーツ報知)
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