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アルバイト以下の待遇に喘ぐ 若手社員の悲惨な職場事情


 新卒採用で希望通りの企業から内定がもらえず、「とりあえず働き始めた」という就職氷河期世代は少なくない。社会に出てから数年が経ち、転職や正社員への転換でステップアップを図る若者も多いだろう。

 しかし、募集が多く内定をとり易い職種や業界には、必ずと言っていいほど「辞めていく社員が多い理由」がある。人材ニーズが多いということは、裏を返せば社員を大切にしない企業が多いということだ。

 正社員とは言っても、その実、長時間労働を強いられ、「賃金を時給計算するとアルバイト以下の水準」という企業も多い。そんな企業へうっかり就職してしまうと、まさに「名ばかり正社員」に身を落とすことにもなりかねないから、注意が必要だ。

 実は、そんなケースは巷にゴロゴロある。ここでは、現在増え続けている「若者の悲惨な職場」の実態を紹介しよう。

 まずは、関西地方で生まれ育った宮田友子さん(仮名・27歳)のケース。宮田さんは2002年3月に大学を卒業後、大阪で教育関連の大手出版社に正社員採用された。

 営業ノルマがきつく、4日間セールスのアポイントがとれないだけで、上司から「全国どこにでも異動できるよな」と退職勧奨を受け、入社4ヵ月で退職に追い込まれてしまう。

 そこで、「もう営業はこりごり。手に職をつけよう」と医療事務の資格をとるため、アルバイトをしながら勉強を始めた。04年春には医療事務の検定試験にパスし、ハローワークで病院の求人を探した。

「基本給10〜14万円、職能給4万円、皆勤手当て1万円、交通費別途支給」1人暮らしのアパートからも近い整形外科の個人病院の求人に興味を持って応募し、採用された。

 ところが、就職して初任給をもらった時に愕然とした。

「基本給8万円? 求人広告と全然違う……」

 給与明細を見て強い不満を感じたものの、経験の浅い友子さんは院長に疑問をぶつけることができなかった。1年後、基本給は8万5000円になったが、それでも求人広告に示されていた額には遠く及ばない。

 3人いた看護師は次々に辞めて行き、今は看護師がいない状態。医療事務担当で受付けにいるはずの友子さんが看護師の代わりに診察室に入り、注射の準備をするなど、医療行為は行わないものの、「違法行為スレスレ」の業務を課せられた。

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