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東海大相模・大田がプロ志望届を提出 

 進学から一転、プロ志望届を提出した東海大相模・大田=神奈川・相模原市の東海大相模高野球部合宿所

 高校生No.1スラッガー・東海大相模の大田泰示内野手(18)が15日、「プロ野球志望届」を提出した。1巡目候補とされながら、東海大進学を既定路線としてきたが、提出期限当日に夢であるプロ入りを決断。注目選手の突然の進路変更に各球団はドラフト戦略の再検討を迫られ、争奪戦は必至となった。同届は、プロ入り希望選手に義務づけられており、この日までに、日本高野連と全日本大学野球連盟に201人(高校94人、大学107人=午後5時現在)の届け出があった。

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 滑り込みの提出だった。「やっぱり挑戦したいという気持ちが強かった」。大学進学希望から一転、期限ギリギリにプロ志望届を出した大田は、神奈川・相模原市の東海大相模高で夢を追う決意を表明した。

 ドラ1候補の評価を受けていたが、東海大に進路を絞り、8月には同大のセレクションに参加。しかし同月末に故郷の広島でプロ野球を観戦したことで、「プロでやりたいという気持ちになった」と大田。両親、門馬敬治監督と会談し、気持ちを固めた。

 「自分は選べる権利はない」と話すように、高校生は意中の球団を表明できないが、巨人・原監督にあこがれ、同監督の母校・東海大相模に野球留学した経緯があり、目標の選手を聞かれると「(原)辰徳さん」と即答、巨人への思いの強さをうかがわせた。門馬監督は「意中の球団というのは彼なりにあるでしょう」と話し、「進学する可能性もまだある」と含みも持たせた。

 今回の届け出によって、12球団に指名のチャンスは広がり、大田を高く評価するソフトバンク、楽天などをはじめ、争奪戦は必至。監督の元には早くも6球団から連絡が入った。目玉不在と言われた今秋ドラフトだが、目が離せなくなってきた。

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