8月に起きたグルジア紛争をめぐる初の国際会議が、15日、スイスのジュネーブで開かれました。しかし、ロシアとグルジアの代表が直接顔を合わせないまま中断、物別れに終わりました。
会議はロシアとグルジアの和平合意に開催が盛り込まれていたもので、仲介にあたったEU=ヨーロッパ連合や国連の関係者も出席していましたが、顔合わせの方法で紛糾し、両者の対面すら実現しなかったという事です。
グルジア情勢をめぐっては、和平合意の成立後も、南オセチアとアブハジアを独立国として承認したロシアと、これを認めず領土の一体性を主張するグルジアの対立が続いていますが、この2つの地域の代表の扱いをめぐり調整がつかなかったもので、会議後、ロシア側は「南オセチアとアブハジア抜きの協議には出席しない」と記者団に明言しました。
会議は来月18日の再開を目指すという事です。(16日06:14)