2002年最後の探索。昨年冬に、クチキ生の虫草が、たくさん確認できた場所へ行く。木の切り株に点々と発生しており十数個確認できたが、子嚢果が出来ているものは無かった。マユダマに寄生されているものが2固体あり、初めてのものだった。手前は古い子嚢果(コメツキムシタケかも?)、中央はマユダマに寄生されたもの、奥が通常型。
12月に入って、11月12日に見つけたクモ生の確認に行く。35日目だが、変化は見られなかった。このまま消滅か・・。※寄種のクモに付いて、福岡在住のえしま氏よりササグモであろうと教えて頂きました(2004.12.18)
京都のイグナティウスさんの所では、かなりの数がでるというシャクトリムシハリセンボン。いつか出会えると信じていた。が、こんなに早くに機会が来るとは思わなかった。しかし、嬉しさの余り、細心の注意を怠り、ムシを折ってしまった。残念、だけど・・・、やっぱり出会えて嬉しい。
2000年に初めてヤンマタケに出会った場所を久々に訪れた。なんと子実体が出ていない未熟なヤンマタケがそこに居た。これから子実体がでるかどうか見守っていきたいと思う。このあと1ヶ月後に訪れたが変化が無く残念な結果になった。
落差3メータくらいの滝の横で、沢へ向かって枝を伸ばしている山椿の葉に着生していました(11/12)。
成長するかしないか、見守って行きたいと思います。
※寄種のクモに付いて、福岡在住のえしま氏よりササグモであろうと教えて頂きました(2004.12.18)
滝と滝の間で器用に育った木、この根元で株立ちした数本の小枝の一つに着生していました。かなり大きいカイガラムシと思いますが、初めて出会ったので名前の見当も付きません。
11月になっても沢は相変わらず水が少なく全く回復していない。地表は落ち葉で殆ど見えないので、気生の探索に切替える。そこら中の葉っぱを引っくり返して、リンクして戴いているイグナティウスさんのコメントに有った、ハガクレシロツブタケを見つける事ができた。非常に小さくルーペで確認した。
相変わらず山は乾いている。何も見つからず、あきらめていたら、杉の木の下に3つ発生していた。小さい物だがしっかり子実体を伸ばしていた。(マクロクールライト初使用、緑色が発色しなかった)
雨が殆ど降っていない。山はカラカラで沢の水も枯渇しそうだ。普段どこでも見られるハナサナギタケも疎らでしかも乾いている。悪条件の中で唯一このツブノセミタケだけが声を掛けてくれた。得意では無いが採取に挑戦してみた。セミ自体の名前はヒグラシゼミだそうです。
16番目の住人(不明種)が、変化しているかどうか確認に行くが、変化どころか涸れかけている。残念に思いながら、水の少ない沢を登る。春に家内と散策にきて、お弁当を食べた場所まで来て、ふと横の小さなチョロチョロ水が落ちてくるガレ場を見る気になった。山椿の小枝を潜り抜けて、居た!。もうカビが付いて、辛うじてオレンジ色のツノが3本見えた。
渇水が続いて沢の水が激減している。いつもなら、水に隠れる岩肌にクモのマユダマが居た。今年も健在だった。
※寄種のクモに付いて、福岡在住のえしま氏より「アシダカグモの仲間」であろうと教えていただきました(2004.12.18)
不明種:沢の傍にある小さな椿の幹に付いていました。7月には寄種の形が見えていましたが、現在は判りません。これから、どんなに成るのか、成らないのか全く不明です。
6月に新しい子実体を確認して2ヶ月が過ぎて無事結実した。3体とも胞子果を付けていた。傍に別の子実体も見つかる。
掘り起こしても、寄主が何であるか判らなかった。実に精密に玉を作るものだと感心する。2次寄生する前の最初の虫草が何であったか、この場所は重要探索地域となりました
今年、発生場所の道が簡易舗装されて、もうダメかと思っていた。実際2ヶ所あるうちの1ヶ所は何も無く、残った1ヶ所にかろうじて発生していた。路傍の草も刈られてしまい乾燥気味で、来年は無理かもしれない
僕にとって生涯最初冬虫夏草。1992年8月香川薬草会「キノコの日」でMitani先生に初めて見せて戴いた。以来、毎年見に行き続けた8年目、同じ場所でツクツクボウシセミタケを調査に来ていたNishiuchi氏に出会った。一般的なセミ生の冬虫夏草と知っても、夏が来れば見に行き続けると思う。
朽木生:現在、第三渓谷の奥には、まだまだ足を踏み入れていない場所がある。谷の奥は大きく二股に分かれ、更に二つに分かれている。その一つに初めて入って見た。気生型が見えないので地表を探すが何も見つからず、倒木を探すことにした。キノコは見つかるが肝心な虫草がない。更に進む。斜面にオレンジ色のキノコが数個付いた倒木を見つけ「ダイダイガサ」かなと思い視線を下げていて、その隣の倒木に出ていた。
カイガラムシ生:非常に小さいもので、見過ごしてしまう。「カビかゴミが付着している様に見える、汚れた感じ」を聞いていなかったら、会えなかった。6月末に発見したんだけど、胞子果が無く良く判らなかった為、2週間ほど待って確認した。レモンイエローの胞子果が見えたときは、なんだかホットしました。初のカイガラムシ。
クモ生:オーバーハングした岩壁に、目一杯手を広げて、沢山の分生子柄が放射状に広がっていました。今まで見た中で一番大きい。こんにちはと挨拶して、沢の流れの中から撮りました。
5月に発生を確認して一ヶ月が経つ。相変わらずその周辺にポツンポツンと見える。今日の彼は枯れ木の中、ナイフで少し削って出て来てもらった。迷惑な事をする奴だと思っているかもしれない。
梅雨の合間、もうオサムシタケは出ているでしょうと探索に出かける。白玉のツリーが、一つ、二つ・・・数えればかなりの数、いつもより少し背が低いような気がするが一つ採取。時期尚早かもしれない。
雨は降らない、気温は高い、山は乾いているだろうと思いながら出かけた。予想通り谷の水は少なく6月とは思えない。いつもの目障りな蚊やブトが殆どいない。昨年のガと小さなクモを見つけた以外何も見つからず、もう少し登ろうかと斜面の檜を見て、手前のアオキに焦点が移ると同時に、いた!。先輩達が冬に探せばあるよと言うヤンマタケを6月に見つけてしまった。(シュイロヤンマタケ)
越年生のため、昨年の子実体の横から新しい子実体が伸びてきました。夏が過ぎたら胞子果が付くのでしょうか。見守っていきたいと思います。(8月結実)
クモ生:黄色い色のクモに初めて出会う。立ち枯れた木の幹に付いていたのを外す。幹から外すとき子実体に付いている粉が落ちてしまった。初めて出会う時は注意しているつもりだが失敗した。
ハエ生:「ツノダシギンバエタケ」という仮の名を戴きました。たまたまガ生の虫草を見ていて、その前にある小枝で挨拶してくれました。幸運でした。
何があるか判らない、何かあるかもしれない、そんな気持ちで散策して、突然挨拶された。点々と黄色い小粒に出会う中、可愛い双子が現れました。
4月になったら出るよと聞いていましたが、実際に出会うと感激します。初めて見る虫草が、いつも図鑑通りだといいのですが。
朽木生としては2番目に出会った虫草。たまたま滝を登れずに、迂回した滝の上で、木の古株に数本発生していました。(僕の虫草発見の典型的な例です)
野草は冬になると殆ど隠れてしまいますが、虫草は健在で特にガ生に遭える機会が多い。ただガ生の場合は未熟なものが多く名前が良く判らない。