2008年10月15日 19時20分更新
振り込め詐欺の被害を防ごうと、岡山県警察本部は、被害が予想される年金支給日の15日、県内のATM・現金自動預け払い機で警戒にあたりました。
これは急増する振り込め詐欺の被害を食い止めようと、全国の警察が、年金支給日の15日は特に被害が予想されるとして、ATMに警察官を出して警戒にあたったものです。
岡山県警察本部でも県内963か所にあるATMに警察官が出向き、お年寄りを中心に注意を呼びかけました。
このうち、岡山市青江のスーパーでは2人の警察官がATMの利用客に対しチラシを手渡しながら、急に振り込みをするように言われたときには、詐欺かもしれないと疑ってみたり冷静に考えてみたりして、被害に遭わないように気をつけて欲しいと説明していました。
今年8月までの全国の振り込め詐欺の被害は、去年の同じ時期の1.4倍にあたる214億円となっていて、岡山県内でも先月までに276件、およそ4億2250万の被害が出ています。
岡山南警察署の小野田貴之地域交通官は「振り込め詐欺は、慌てず、落ち着いて、まず誰かに相談することが大切です」と話していました。