岡山放送局

2008年10月15日 19時20分更新

ハウス農家に省エネを指導


原油価格高騰の中、冬場、ボイラーを使っているハウス農家に、効果的な省エネの方法を知ってもらおうという研修会が岡山市で開かれました。

この研修会は、原油価格の高止まりで影響を受けている農家の人たちに、暖房費を抑えるための省エネの方法を学んでもらおうと岡山県が開きました。

会場のテクノサポート岡山には、県内でピオーネやナスなどを栽培しているハウス農家や農協の関係者など、あわせておよそ200人が集まり、県農業総合センターの指導員から省エネの具体的な方法について説明を受けました。

そして、ハウスを二重構造にしてシートとシートの間に空気を入れることで保温性を高められることや、送風機を使ってハウス内の温度のむらをなくすことで、燃料の節約が出来ることが紹介されました。

また、ハウスの天井下に保温効果の高い断熱材を配置することで、暖房費を30パーセント節約できた事例が報告され、参加した人たちは熱心に話を聞いてメモを取っていました。
岡山県では今後もこうした省エネ方法を農家に提供することで、経営を支援していきたいとしています。