岡山放送局

2008年10月15日 19時20分更新

岡大教授セクハラなどで処分


岡山大学の教授が、指導している女子学生に「付き合ってほしい」と言ったり飲み会への参加を強要したりするなどセクハラやアカデミックハラスメントにあたる行為をしていたとして、大学から減給の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは岡山大学大学院社会文化科学研究科の50代の男性教授です。
大学によりますと男性教授は、指導を担当する大学院生の女子学生に対し、車の中で「付き合ってほしい」と交際を求めたり、飲み会の席で「胸が大きい」と言ったりするなど、セクハラ行為をしたということです。
また、ゼミが終わった後の飲み会に女子学生が参加しなかったところ、他の学生とともに呼び出し、「飲み会に参加しないなら今後、指導をしない」と強くしかったり、個人的な買い物の送迎のために車を運転させたりするなど、指導教官の立場を利用したいやがらせ、アカデミックハラスメントを行ったということです。
女子学生から訴えを受けた大学は学内の委員会で教授や学生から聞き取りなどの調査を行い、教授を14日づけで、給料1日分の半額にあたる1万円あまりの減給とする、懲戒処分にしました。
教授は「大変、申し訳ないことをした。」と反省しているということです。

岡山大学では「被害を受けた学生に心からお詫びする。今後はこうしたことが起きないよう万全を期したい。」としています。