一橋大小平国際キャンパスで4月、入学直後の男子学生(18)が学生寮の歓迎会で飲酒後に死亡した事故で、一橋大は14日、中心的な役割をした2年の男子学生1人を退学、4人を無期限の停学、11人を訓告とする処分を発表した。大学側も坂内徳明副学長が辞任し、杉山武彦学長も給与の30%を2カ月間、自主返納する。
大学側によると、歓迎会では新入生に約1時間の自己紹介と飲酒を要求。死亡した学生は意識がもうろうとなった後も飲酒を求められ、翌朝、急性アルコール中毒で死亡した。
ほかに1年生7人と寮担当教授らを厳重注意とし、寮内の全面禁酒や寮自治組織の廃止などの対策を実施した。
杉山学長の話 学生やご遺族におわび申し上げる。学内に検討会を設置し、再発防止を徹底する。(07:00)