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先生たちを守れ! 中編

NINA / 2008.10.15 23:21 / 推薦数 : 0
保育園・幼稚園や学校の先生たちに元気でいていただくためのアイデア,昨日に引き続き考えてみたいと思います。

昨日は診察室へ来ていただいた先生たちにできることについて書きましたが,今日は日々のしんどさに耐えながら,まだ精神科を受診するには至っていない先生たちについて考えます。

日々のお仕事は本当に大変だと思うし,担任をもっていたり授業のスケジュールが組まれていたりすると,平日の病院が開いている時間に受診するなんてとっても難しいことですよね。

それに,仕事を抜けて受診しようと考えたとき,管理職や上司になんて事情を説明したらいいのか…気分が落ち込むとか仕事のストレスがつらいとか言ってもいいのだろうか,など…を悩んだり,そういう細かいことが気に掛かってなかなか病院に足が向かないということもあるかもしれません。

でも。
そうやって思い悩んでいるうちにもストレスを感じ続けてますますしんどくなってくることも多いはず。

先生がつらくしんどくなればなるほど,こどもたちとの関わりがぎこちなくなったりうまくいかなくなったりして,こどもたちが落ち着かなくなってくると,結局さらにクラス運営が難しくなってまた新にストレスとして先生に降りかかってきて,先生を苦しめることになる,…

そんな悪循環から抜け出すには,やっぱり思い切って今のしんどさに対して対処し始めるのがいちばんの早道なんじゃないのかな,と思うのです。

しんどいときはまずご家族や職場の信頼できる上司・同僚に打ち明けてみる,そしてできれば早いうちに思い切って精神科医のもとを訪れてみていただけたら,何かを変えることができるかもしれません。
今のつらさに対して何らかの手を打てるよう,ぜひ一緒にいろいろ考えさせていただきたいと思います。

「自分は学校でたくさんのこどもたちを預かっているんだ」という責任感の強い先生ほどなかなか精神科を受診してみようと思い切れないかもしれないけれど,先生がリラックスして落ち着いてこどもたちと関われる状態になることこそが結局はこどもたちに「いちばんいいもの」を提供することにつながるんじゃないかな,と思うのです。

お仕事を一生懸命やって,気がつけば自分の限界を超えていた…それは全然恥ずかしいことでもみっともないことでもない。
しっかり疲れをとって,エネルギーを蓄え直して,また好きなお仕事に打ち込めばいい(また一生懸命に,でも今度は自分の限界を意識しながら,長く続けていける打ち込みかたを考えながら…)。
私はそう思います。

精神科受診を迷っている先生,ぜひ思い切って訪ねてきてくださいね!


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