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<母子死傷>助手席カーテンは悪質…運転手に実刑 名古屋

10月16日2時14分配信 毎日新聞


 名古屋市熱田区で3月、母子がトラックにひかれ死傷した事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた三重県松阪市射和町、元トラック運転手、浜伸明被告(33)に対し、名古屋地裁は15日、禁固2年6月(求刑・禁固4年)を言い渡した。事故当時、助手席窓のカーテンを閉めていたことなどについて、野口卓志裁判官は「悪質な改造・整備不良というべきで、運転手としての責任の自覚に欠ける」と指摘した。

 判決によると、浜被告は3月17日午前9時25分ごろ、名古屋市熱田区一番の信号交差点をトラックで左折する際、横断歩道を渡っていた同市天白区の介護士、古橋学さん(37)の妻佐枝さん(34)と長男一平君(5)をひいた。一平君は頭を左後輪で踏まれ死亡、佐枝さんは左腕骨折の重傷を負った。

 浜被告は助手席のカーテンを閉めたうえ、ダッシュボード上に小型テレビを設置していたため、助手席側の視界のほとんどが死角となっていた。

 野口裁判官は「カーテンを開けて安全を確認する注意義務を怠った」と指摘。そのうえで「被害者は横断歩道を青信号に従って横断し、落ち度はない。幼い生命が絶たれた結果は重大」と述べた。【飯田和樹】

最終更新:10月16日2時14分

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