(cache) カンボジア、タイが交戦 国境紛争、初の死者
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  •  15日、カンボジアとの国境付近で砲撃の準備をするタイ軍兵士(AP=共同)

    カンボジア、タイが交戦  国境紛争、初の死者

     【プノンペン15日共同】カンボジアとタイの国境未画定地域で15日、両国軍が一時交戦した。カンボジアのホー・ナムホン外相によると、同国側は兵士2人が死亡、少なくとも2人が負傷した。カンボジア政府筋は、タイ軍兵士3人が死亡しているのを発見したと述べたが、タイ軍は兵士5人が負傷したとし、死亡は確認していない。

     外交筋などによると、カンボジア、タイの国境紛争をめぐっては第2次大戦後、両国が1962年に交戦したことがあるが、死者を出す事態に発展したのは、今回が初めてとみられる。

     両国による戦闘は、3人の負傷者を出した今月3日の銃撃戦以来。

     この日の現場は13日以降、カンボジア側がタイ軍が侵入したと主張し、撤収を要求した地点の周辺。世界遺産登録が決まったヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」周辺でも交戦した。

     15日午後2時半(日本時間午後4時半)ごろに始まり、ライフルやロケット砲が使われた。同日午後3時45分ごろまでに終結。前線にいるカンボジア軍幹部は「タイ側が先に発砲した」と主張しているが、タイ外務省は「防衛のために応戦した」と説明、真偽は不明だ。

      【共同通信】

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