新型インフルで日中韓訓練 16日からソウルで厚生労働省は15日、新型インフルエンザの発生に備え、日本と中国、韓国が、初の合同机上訓練を16、17の両日、ソウルで実施すると発表した。 第3国の小集団で始まった流行が、まず韓国に飛び火し、中国、日本にも広がるという想定。検疫や医療など複数の分野で、感染拡大の段階ごとに各国が取るべき対応策を検討、被害を最小限に抑える方法を3カ国が共同で模索する。 訓練には、世界保健機関(WHO)担当者を含む20-30人が参加する予定で、結果をまとめた報告書は来月2日に北京で開かれる日中韓保健大臣会合に提出される。 3カ国は地理的に近接し、人や商品の往来も盛んなため、この地域で新型が発生すると急速に拡大し、社会、経済に壊滅的な被害が出る恐れがあると指摘されている。 厚労省は「中国では鳥から人へのインフルエンザ感染例があり、リスクのある地域との共同訓練には意義がある」としている。
【共同通信】
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