2008/06/03(Tue)−前田 雄吉(まえだ ゆうきち)国会質問
共産党大門議員の質問に関して
 先日、参議院の決算委員会で共産党の大門議員が私に対しネットワークビジネスに関する質問を行った。内容は、マルチ商法を擁護しているといったものであった。非常に残念である。

 大門議員は、しきりに消費者のためと正当化されていたが、それは当然私も同じ思いである。ネットワークビジネスの本質は、副次的収入源を求める人々に実現可能な事業機会を提供することである。全国に何百万人という方々がそれにより生活が助けられている。長引く不況により大幅に給与をカットされたサラリーマンやリストラをされたサラリーマン、正社員になれないフリーター、また家計を支える一般の家庭の主婦など、雇用市場で疎外されたり、十分に活用されていない多数の人々にチャンスを与えているのが現状である。

 また、委員会で配布されていたピラミッドセリングという商法(悪徳商法)を説明する資料と適正なダイレクトセリングでは仕組みは全く異なるものである。全て一緒くたにされていたが、しっかり勉強してもらいたいものである。

 もちろん行き過ぎは絶対あってはいけない。無理な勧誘により大金を注ぎ込んだり、高額な商品を購入させる手法は厳しく取り締まるべきである。当たり前のことである。

 今回のように、野党である私が答弁にも立てない状態がわかっていて、一方的に槍玉に挙げるやり方はやめていただきたい。