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電力消費量、韓国ナンバーワンは仁川空港

 韓国でエネルギー消費量が最も多い建築物は仁川国際空港であることが、エネルギー管理公団の資料で14日までに分かった。

 同公団が提出した国政監査資料によると、仁川国際空港の今年のエネルギー消費量は5万3053TOE(石油換算トン)で韓国国内の建築物では最も多かった。2位は現代・起亜自動車南陽技術研究所(4万1601TOE)、3位はホテルロッテ(ロッテワールド、3万3039TOE)、4位はソウル大学(3万2695TOE)、5位は商業・コンベンション施設のCOEX(3万2138TOE)だった。

 TOEとは石油、ガス、電気など全てのエネルギーに共通で使われる単位で、原油1トン当たりの発熱量(107キロカロリー)を1TOEと定義している。1TOEは、燃費が1リットル当たり12キロの乗用車がソウル-釜山間を16回往復できるガソリン量に相当する。

 分野別の1位は、研究機関では現代・起亜自動車南陽技術研究所、ホテルではロッテワールド、商業施設ではCOEX、病院ではサムスンソウル病院、学校ではソウル大学、百貨店では現代アイパークモール、アパート(マンション)ではオリンピック選手記者村アパートだった。

 資料の提出を受けたハンナラ党の李達坤(イ・ダルゴン)国会議員は「年間200TOE以上のエネルギーを使う建築物には、政府と自主的にエネルギー節減協約を締結するよう求めているが、公共機関32カ所のうち協約を結んでいるのは7カ所にとどまるなど、公共機関によるエネルギー問題への関心は低い」と指摘した。

方聖秀(パン・ソンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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