岡山放送局

2008年10月14日 19時50分更新

地産地消を紹介する展示会


地元の食材を地元で消費する、「地産地消」を推進しようと、中国四国地方での取り組みを紹介する展示会が14日から岡山市で開かれています。

会場となっている岡山市の中国四国農政局の展示スペースには、中国四国地方の自治体が取り組んでいる地産地消の事例がパネルやパンフレットで紹介されています。

このうち、鳥取県では、学校給食で使う食材の50パーセントを地元産にするのを目標にしていることや、愛媛県では「愛媛産には愛がある」というキャッチコピーを使って、地元産品の消費拡大を図っていることなどが紹介されています。

また、日本の食糧自給率が39パーセントと先進国の中で極めて低いことや、食糧を輸入した場合、輸送にともなう温室効果ガスの発生量が大幅に増えることなどを紹介し、地産地消は自給率の向上だけでなく、地球温暖化対策にも有効だとしています。

このほか会場には、各地の特産品や食材を使った料理などを紹介したパンフレットが用意され、中国四国農政局では「こうした展示会を通して地産地消の取り組みをよりいっそう進めていきたい」と話しています。