岡山放送局

2008年10月14日 19時50分更新

産廃を大量保管の業者逮捕


岡山市の産業廃棄物処理会社の社長が、法律で定められた基準を大幅に超える量の産業廃棄物を備前市の会社の土地に保管し、岡山県から撤去するよう命じられたにもかかわらず従わなかったとして、廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは岡山市の産業廃棄物処理会社、「ミノル環境開発」の社長、岩本克治(62)容疑者です。

警察によりますと岩本容疑者は、産業廃棄物の保管量の基準である768立方メートルを大幅に上回るおよそ7600立方メートルの廃棄物を、備前市八木山の会社の土地に保管し、岡山県が撤去するよう命令したにも関わらず、従わなかったとして、廃棄物処理法違反の疑いが持たれています。

警察では、ことし9月に岡山県からの告発を受けて捜査を進めてきましたが、容疑が固まったとして14日逮捕しました。

調べに対して岩本容疑者は容疑を認めているということで、警察ではなぜ、撤去の命令に従わなかったかなど動機やいきさつについて詳しく調べています。