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浴室玩具で幼児2人大けが パイロットインキが回収
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国民生活センターは14日、パイロットインキ(名古屋市)が製造する人形にシャワーを浴びせるおもちゃで幼児が大けがを負う事故が2件あったと発表した。同社は「多大な心配と迷惑をかけ、おわびする」として対象商品の自主回収と交換を始めた。
事故があったのは、キャラクター商品シリーズの「メルちゃんのバスタブ」で、2000年2月の発売以降、約30万個を出荷。小さな浴槽に人形を入れシャワーを浴びせるおもちゃで、シャワーを支える高さ約17センチのプラスチックの支柱が付いている。
同センターによると、今年9月、東京都内の4歳の女児が浴室で足を滑らせ、置いてあった同商品の上に尻もちをついて大けがを負い、手術、入院した。
昨年7月には、宮城県の3歳の女児が浴室で足を滑らせ、同様に支柱部分で大けがし、手術を受けて8日間入院した。
パイロットインキは「事故の想定が十分でなかった」として、対象商品を自主回収し、支柱部分の材質や形状を変えた改良品と交換するという。
問い合わせ先は、フリーダイヤル(0120)498633。
※写真=パイロットインキが製造した「メルちゃんのバスタブ」。シャワーの支柱部分(右奥)が事故の原因となった
(共同通信社)
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